人と違うには、 取捨選択し、焦点を絞らなくてはならない。 自分の強みや本来の資質を磨くことによって、 人とは違う存在になれる。 人間は引き算によって、 個に戻っていく。 絞り込むことによって、 豊かになれるのだ。 人間には、「本当の自分」ではない部分、 出生や親の環境によって作られた部分を脱ぎ捨てる、 というすばらしい機会がある。 本当の自分は、 自分という人間のごく一部に過ぎないが、 揺るぎないものだ。 人は誰しも特別な才能、個性豊かな創造力、 天才的といえる何かをもっている。 命のきらめきといえる部分が、 誰にでもあるものだ。 本当の自分に焦点を絞れば、 他人と同じ行動や考え方をしなくなる。 絞り込むほど豊かになれる。 興味や関心を絞り込めば、 それらを深めることができる。 自分のいちばんの強みを強化すれば、 個性を生かし、より人間らしくなれる。 自分の力、他人とは違うところ、 自分なりのやり方で深く人生を楽しむ能力に焦点を絞り込む。 こうしたことをじっくり考え、 決めていくことによって、 個性や長所が際立ち、「顔」の見える個人になっていく。