「もう若くない」 「やったって意味がない」 「もう無理なんじゃないか」 「こんなものできるわけがない」 「大人」になった僕たちは、 あらゆる言葉や表現を使って、 毎日何度も繰り返して、 「どうせ無理」だと全力で 自分に言い聞かせている。 そんな「どうせ無理」をなくしたい。 するとなにが起こるのか? 未来の可能性が開ける。 諦めたことを覚えた大人に 時間を使うのは、 もう無駄なのかもしれない。 諦め方を知ってしまうと楽になる。 なぜなら思考を停止できるから。 思考することは苦しい。 大人になるにつれてたくさんの 失敗や挫折を経験した僕たちは、 やがて諦め方を身につける。 自分の身を守るために。 あるいは自分を なぐさめるために。 そうして気づかないうちに 自分の可能性に蓋をして、 考えることをやめていく。 でも考えることをやめると、 どうなるか? あたりまえを疑わなくなる。 そしてあたりまえを 疑わなくなった大人たちは、 どんなことをするかといえば、 諦めることを子どもたちに強制する。 「いつまで夢を見ているんだ。現実を見ろ」 「そんなことでは食っていけないよ」 「学歴がないと生きていけないぞ」 「社会は甘くないんだよ」 そのようにして自分たちと同じように、 思考停止した人間を社会に増やしていく。 これが、 「同調圧力」の正体である。 諦めることを覚えた大人は せめて子どもたちに対して 「どうせ無理」ということは 絶対言わないで欲しい。