「もう、オモチャには飽きただろう。 売ってしまえよ」と。 ブライアンは自宅と車を 処分することにした。 そうして借金を完済し、 手元に12万ドル残った。 ミスター倹約はブライアンに、 彼自身がかつてしたのと 同じことをするよう勧めた。 オモチャを売って手にした 12万ドルを頭金にして、 4世帯が住めるアパートを買うんだ。 そうすれば、 きみはただで住めるんだよ。 アパート購入費のローンの支払いは、 3組の借家人がしてくれる。 それが12年前のことだった。 ブライアンはそのアドバイスに従い、 経済的な自立に向かって 第一歩を踏み出した。 それまでのライフスタイルを 変えるのには苦労したが、 やがて資産が少しずつ貯まり始めた。 第一のメンターである ミスター倹約のおかげで、 ブライアンは倹約、 つまり「守り」の大切さを学んだ。 【[3]へ戻る 、[5]へ続く 】