Liberal Arts {Article214}

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サイコロジー・オブ・マネー 【4】



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◆現代人はいろんなモノを買えるようになった。

だが同時に、
自分の時間をコントロールできなくなった。

豊かさと引き換えに、
時間を手放したのだ。

◆人は、自分が主導権を握っていると感じたい。
つまり、運転席に座りたいと思っている。

だから、
誰かから何かをするように仕向けられると、
急に無力感を覚える。

自分で選択したのではなく、
他の誰かに指示されたと感じるからだ。

そのため、
その行動そのものは好きだとしても、
拒絶したり、他の行動を取ろうとしたりする。

◆幸福度の高い人々に見られた一番の共通点とは?

それは・・・

「人生を自分でコントロールしている」
というはっきりとした感覚があることだ。

お金が私たちにもたらす最大の価値は、
「自分の時間をコントロールできるように
してくれる」ことだ。

お金が増えるごとに、
人は周りの都合に左右されることなく、
自律的に生きられるようになっていく。

つまり、
自分で好きなように決められるようになる。

◆お金から得られる最高の配当とは?

人は「幸せになりたい」から
経済的に豊かになろうとする。

何をもって幸せとするかは人それぞれである。

とはいえ、
誰にとっても共通の要素がある。

それは、
「思い通りの人生を送れる」ことだ。

好きなときに、好きな人と、
好きなだけ、好きなことができる。

それは、
何物にも代えがたい価値がある。

そしてこれこそが、
お金から得られる最高の配当なのだ。

◆重要なのは、
正しいか間違っているかではなく、
正しいときにどれだけたくさんお金を稼ぎ、
間違っているときにどれだけ損失を抑えるかだ。

ジョージ・ソロス

◆天才的な投資家の定義とは、
「周りの人たちが我を忘れているときに、
当たり前の行動を取れる人」である。

◆全体の1%以下の行動が、投資の成否を決める

投資において「今日」
何をするかはそれほど重要ではない。

投資家の長いキャリアのなかで、
今日、明日、来週に下す判断は、
大きな違いをもたらさない。

違いをもたらすのは、
周りの人がおかしなことをしている
タイミングや、
まれにしか訪れない期間
(おそらく全体の1%以下)
に下す決断である。