◆人生も経営も同じこと 人生も経営も、 選択と決断を迫られるときに、 確かな原理原則に基づいて実際に判断を 下すことができているかどうかで、 その人の人生や、 会社のあり方はまるで違ってくる。 原理原則がシンプルであるからこそ、 道に迷ったとき、 判断に困ったときに、 そのつど、 立ち返る原点となりうる。 ◆人間として何が正しいか 嘘をつくな、 正直者であれ、 といった実に当たり前の、 人として最低限のルールに照らし合わせて、 経営を行っていく。 ◆蟻の一歩でも前進を 平凡な人材を非凡に変えるものとは、 やはり日々の積み重ねである。 その日その日を懸命に生き、 こうした一日が幾重にも積み重ねっていくこと。 この継続こそが、 その人の能力を育て、 成長させる。 「継続は力なり」と言うが、 まさにそのとおり。 ただ同じことをやって過ごしていては 何の意味もない。 継続とは、 同じことの繰り返し、 すなわち反復とは異なる。 昨日よりも今日、 今日よりも明日、 明日よりも明後日と、 わずかでも改良点や改善点を見つけ出し、 つけ加えていく。 常に創意工夫と、 よりよくしようという心がけを忘れないこと。 それが蟻の一歩であろうとも、 前進は前進。 積み重なれば大きな差となる。 このように通い慣れた同じ道を歩まずに、 創意工夫を重ねながら継続することこそが 成功への近道である。 ◆心を磨く6つの精進 ・誰にも負けない努力をする ・謙虚にして驕らず ・反省のある毎日を送る ・生きていることに感謝する ・善行・利他行を積む ・感性的な悩みをしない(※) ※すでに起こってしまったことは、 「覆水盆に返らず」という諺にもあるとおり、 取り返しがつかない。 いつまでも悔み、 思い悩むよりも、 失敗の原因を考え、 二度と同じ過ちはしないと決意し、 新しいことに邁進する。 ◆仕事では完全主義(パーフェクト)を求めよ 完全な仕事の追求を、 日々の習慣とする。