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稲盛和夫 魂の言葉108【2】



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◆人生も経営も同じこと

人生も経営も、
選択と決断を迫られるときに、
確かな原理原則に基づいて実際に判断を
下すことができているかどうかで、
その人の人生や、
会社のあり方はまるで違ってくる。

原理原則がシンプルであるからこそ、
道に迷ったとき、
判断に困ったときに、
そのつど、
立ち返る原点となりうる。

◆人間として何が正しいか

嘘をつくな、
正直者であれ、
といった実に当たり前の、
人として最低限のルールに照らし合わせて、
経営を行っていく。

◆蟻の一歩でも前進を

平凡な人材を非凡に変えるものとは、
やはり日々の積み重ねである。

その日その日を懸命に生き、
こうした一日が幾重にも積み重ねっていくこと。

この継続こそが、
その人の能力を育て、
成長させる。

「継続は力なり」と言うが、
まさにそのとおり。

ただ同じことをやって過ごしていては
何の意味もない。

継続とは、
同じことの繰り返し、
すなわち反復とは異なる。

昨日よりも今日、
今日よりも明日、
明日よりも明後日と、
わずかでも改良点や改善点を見つけ出し、
つけ加えていく。

常に創意工夫と、
よりよくしようという心がけを忘れないこと。

それが蟻の一歩であろうとも、
前進は前進。

積み重なれば大きな差となる。

このように通い慣れた同じ道を歩まずに、
創意工夫を重ねながら継続することこそが
成功への近道である。

◆心を磨く6つの精進

・誰にも負けない努力をする
・謙虚にして驕らず
・反省のある毎日を送る
・生きていることに感謝する
・善行・利他行を積む
・感性的な悩みをしない(※)

※すでに起こってしまったことは、
「覆水盆に返らず」という諺にもあるとおり、
取り返しがつかない。

いつまでも悔み、
思い悩むよりも、
失敗の原因を考え、
二度と同じ過ちはしないと決意し、
新しいことに邁進する。

◆仕事では完全主義(パーフェクト)を求めよ

完全な仕事の追求を、
日々の習慣とする。