Liberal Arts {Article531}

ようこそ「リベラル・アーツ」へ...

お金持ちになる人たちのたった一つの「共通点」【橘玲】



【動作環境】iPhone[○], Android[○], Windows{Microsoft Edge[○], Google Chrome[○]}
◆まとめ

アメリカ市場はプロが多く個人には不利だが、
日本のマイナー市場なら
アノマリー(anomaly)を突くことで勝機がある。

成功者はリスクを恐れず、
大きなレバレッジをかけて資産を築く一方、
多くの人はその精神的負荷に耐えられない。

地道にNISAで積立投資を続ければ、
堅実に1億円を目指すことも可能で、
のんびりした小金持ちも一つの理想。

◆「アノマリー」を見つける

アメリカの株式市場には
ヘッジファンドや投資銀行のトレーダーが
大挙して参入してくるので、
個人には勝ち目がない。

しかし日本の商品先物市場なら、
市場規模が小さすぎてプロは相手にせず、
素人がヤマ勘や怪しい情報を元に儲けようと
集まっている。

アメリカの最先端のトレーディング理論を
日本のマイナー市場で使えば、
大きなアドバンテージが得られるという発想。

具体的には、
トレーダーは週末に資金を持ち越すのを嫌うから
金曜日にポジションを閉じて、
月曜日に再び買い直す傾向がある。

このため週末は値下がりし、
月曜日は高く始まることが多い。

だったら金曜日の終値で買い、
月曜日に始値で売れば
高確率で儲けることが出来る。

◆金融市場はとてつもなく巨大なので、
全体としては効率的でも、
わずかなアノマリーを利用するだけで、
何億、何十億という個人にとっては
大金を手にできる。

◆あちこちにマンションの部屋を買って賃貸するのは
面倒ばかり多くてまったく割に合わない。

一棟買いなら管理会社に
すべて任せてしまえばいいので、
なにもする必要がない。

◆成功者に共通するのは、
投資に大きなレバレッジをかけるのを恐れないこと。

例えば、家賃収入で数十億円が入ってきても、
そのためには何百億円の借金を
背負わなくてはならない。

稼げる人は失敗してもすべてを手放して
自己破産すればいいだけだから、
そもそもリスクなどないと考える。

儲けは無限大で、
損は限定されているのだから、

やらなければ損だという発想。

理屈としては正しいとしても、
感覚的には恐くてできない人も多い。

むしろ、それに耐えられるかどうかこそが、
お金持ちと普通の人を分ける決定的な違いなのだ。

◆アメリカの億万長者を研究した
ベストセラー「となりの億万長者」では、
平均の2倍の収入があって、
質素な暮らしをしていれば、
定年になるまでにはミリオネアになれると書いてある。

平均の2倍の収入と言われると
難しいと感じるかも知れないが、
共働きなら実現可能である。

◆全世界の株式に投資をする
投資信託「オルカン」などに
NISAで月10万円を積み立て投資すれば、
7%の利回りでも30年で1億円になる。

株式やFXであれ、不動産であれ、
利益に対して課税される投資が、
非課税の投資を上回ることは考えにくいので、
これが億万長者になる最強の戦略かもしれない。

◆イーロン・マスクはある講演で、
未来のイーロン・マスクを目指す若者に
一言と言われて、
「本当に私のようになりたい人が
どれだけいるでしょうか。
私は異次元の拷問を自分に科していますから」
と答えた。

実際、彼は常に刺激を得ていないと
鬱に陥ってしまうらしく、
ほとんど寝ないで働き、
さらには中毒のようにSNSに投稿している。

ほとんどの人は
そんな大富豪の人生よりも、
のんびり暮らせる小金持ちを目指したいと
思うのではないか。