◆投資で大切なのは、 大底で買って最大限の値上がり益を 得ようとする必要はない。 100人規模のパーティなら20人、 30人くらい集まったところで参加すれば、 本質的な価値がある銘柄を、 適正価格よりやや安く仕入れるというイメージ。 ◆株式投資で利益(ゲイン)を得るには、 主に2つの方法がある。 1つは、 株価の値上がりによる利益(キャピタルゲイン) を狙うもの。 もう1つは、 配当金による利益(インカムゲイン)を狙うもの。 ◆投資した金額に対して 何パーセントがプラスになったかで 個別株投資の成否を判断するのではなく、 その年のインデックス投資の 利回りを上回っているかどうかを 一つの物差しにするべき。 ◆投資の神様ウォーレンバフェット氏は、 「自分が死んだら資産の9割は S&P500に連動する バンガード社のETF(上場投資信託)、 残りの1割は米国債で運用するようにと 遺言しているそうだ。 ◆ポートフォリオをリフレッシュする際、 何を売り、何を買うべきか? 統計的には、 含み損が最も大きくなっている 銘柄を売った方がいいという データがある。 株価が下がって含み損が増える理由は、 大きく分けて3つある。 それは、「割高で買った」 「企業に悪い材料が出た」 「市場全体の値動きに影響を受けた」 という3つ。 もし3つとも該当する銘柄なら、 この先持っていても反転する可能性は低いから、 資金効率を高める意味でも、 なるべく早めに処分する。 ◆株式投資では、 何を捨ててどんなカード(銘柄)を 新たに入れるかは自分で決められる。 入れ替えによって ポートフォリオがリフレッシュされるので、 いいカードだけが手元に残ることになる。 ◆株式投資は、 長期間続けるほど、 複利のパワーを生かして資産を大きく増やせるが、 そのためには株式市場から退場せずに、 できるだけ長くとどまることが大事。 ◆分散投資には、 1.投資スタイルで分散 2.業務(セクター)で分散 3.株価のトレンドで分散 とおもに3つの方法がある。 ◆FXや暗号通貨が お金の置き場所として適切でないのは、 投資の可否を判断するうえでの 「ファンダメンタルズ」(経済の基礎的条件) がないことと、取引時間の長さである。 株式投資におけるファンダメンタルズとは、 投資先候補の企業(銘柄)の 売上高・利益・資産・負債といった 基礎的な財務状況のデータである。 ところが、FXや暗号通貨には、 ファンダメンタルズと呼べるものがない。 値動きを予測するための指標がなく、 割高か割安かを判断する基準がない。 そのために、 何を基準に判断していいのかわからず、 「値上がりすると 言っている人が多いから自分も買う」とか 「みんなが売っているから売る」 といった投資行動に走りがちである。 ◆個別企業の信用性が評価できないのなら、 日経平均株価やNYダウといった インデックス(株式指標)と連動した 運用成績を目指す「投資信託」や 「上場投資信託」(ETF)に投資する手がある。 これは「インデックスファンド」と呼び、 色々な株式の積み合わせセットと考えればよい。 ◆日本人は株式等の投資に積極的でない原因は、 現金主義が長年染みついていることに加えて、 やはり「終身雇用」「年功序列」の影響も大きい。 アメリカで個人の投資が盛んなのは、 年功序列ではなく、 能力給や年棒制が主流だからだ。 ◆日本で個人が株式などに 投資している金額は、 金融資産全体の10.0%、 投資信託が4.3%にとどまっている。 これは世界的に見ても極めて異例である。 個人の金融資産に現金・預金が占める割合は、 アメリカで13.3%、ユーロ圏で34.3%となっている。 アメリカの個人が現金・預金を保有している割合は、 日本の約4分の1にとどまっている。 ◆1072兆円のうち銀行などに 預けている預金は970兆円で、 自宅に現金として保管する「タンス預金」は 102兆円と、ともに過去最高となっている。 2021年度の一般会計の総額は、 106兆円なのでタンス預金の総額は、 なんと日本の国家予算に指摘する規模である。 ◆ベンジャミングレアム著の 「賢明なる投資家」は、 投資家人生を変えた一冊。 1949年に出版された本だが、 今でも十分通用する内容である。 ◆目先の金儲けだけではなく、 あくまで中長期の長い目で株式投資に向き合い、 正しい情報を得つつ自分の頭で考えて、 失敗しながらも自分自身で銘柄選定や 売買の判断をくだすのが 「賢明なる個人投資家」への第一歩だ。 ◆アービトラージとは価格の安い所で購入して、 価格の高い別のところで売却、 その価格差(利ざや)を利用して儲けることから、 「サヤとり」とも呼ばれる。 この安く買って高く売るという考え方は、 株式投資の基本でもある。