Liberal Arts {Article016}

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時間管理ではなく時間革命へ!


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時間を「管理」しようなどと、
思ってはいけない。

お金のように、
足りないものなら管理しなければならない。

だが、時間は足りないわけではない。

アイデアや自信、
常識といったものは不足しているかもしれない。

でも、時間はそうではない。

不足しているのは、
止まった時間、至福の瞬間、
アイデアがわくような時間だ。

「時間管理」では、
スピードアップしろと教えられる。

そうすれば自由な時間ができ、
リラックスする時間が生まれるという。

だが、実現したためしがない。

これはお題目に過ぎず、
ロバを走らせるために、
鼻先にぶらさげたニンジンなのだ。

どんなに速く走っても、
ニンジンとのわずかな距離は縮まらない。

あらゆることのスピードが速くなった現代社会では、
時間は長くなり、仕事にはゆとりがなくなり、
プレッシャーが大きくなっている。

人間はロバのように追い立てられてきた。

「時間管理」という考えのもとで、
労働時間が長くなって、休めなくなっている。

時間革命は、まったく逆を考える。

時間は足りないのではない。

余るほどある。

時間があり過ぎるから、
無駄に使っていると考え直すのだ。

いかにして時間革命を起こすか。

心配するのをやめる。

やることを減らす。

「やるべきこと」のリストを捨てて、
「やめるべきこと」のリストをつくる。

体を使うよりも、頭を使う。

自分にとって何が大事かをじっくり考える。

重要でないこと、楽しくないことをするのをやめる。