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遅咲きの不動産ミリオネア、ブライアンの物語[1]【お金】


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ブライアンは
子どものころから車が大好きだった。

15歳のときに洗車場で働き始め、
その仕事がすっかり気に入ってしまった。

すぐに仕上げを任されるようになり、
その出来ばえに関心した客から、
個人的に頼まれるようになった。

やがてブライアンは、
洗車場では限られた
台数の仕上げしかできず、
一定以上の収入にはならないことに気づいた。

じっくり考え、
また客の多くから応援されたこともあり、
ブライアンは洗車と仕上げをする
会社を起こした。

ブライアンは客に好都合な時間と場所で
車を仕上げることにした。

「人が求めるもの」
を思いやることができる
彼らしい発想だ。

ほとんどの人は、
自宅の敷地内で洗車と仕上げを
してもらいたがった。

そうすれば車を自宅に置きっぱなしにでき、
時間と手間が省けるからだ。

ブライアンの「自宅洗車」
ビジネスは大好評だった。

【[2]へ続く