ブライアンは 子どものころから車が大好きだった。 15歳のときに洗車場で働き始め、 その仕事がすっかり気に入ってしまった。 すぐに仕上げを任されるようになり、 その出来ばえに関心した客から、 個人的に頼まれるようになった。 やがてブライアンは、 洗車場では限られた 台数の仕上げしかできず、 一定以上の収入にはならないことに気づいた。 じっくり考え、 また客の多くから応援されたこともあり、 ブライアンは洗車と仕上げをする 会社を起こした。 ブライアンは客に好都合な時間と場所で 車を仕上げることにした。 「人が求めるもの」 を思いやることができる 彼らしい発想だ。 ほとんどの人は、 自宅の敷地内で洗車と仕上げを してもらいたがった。 そうすれば車を自宅に置きっぱなしにでき、 時間と手間が省けるからだ。 ブライアンの「自宅洗車」 ビジネスは大好評だった。 【[2]へ続く】