「歩み寄り」の価格交渉術 1. 価格を設定する 2. 相手にはその価格より高めの額で提案する 3. 相手に「その価格ではムリだ」と却下されるので、 ここで「では、おいくらまでなら出せますか?」 と質問する 4. 相手の提示してきた額では「できません」 と答えながらも、 「では、これくらいではどうでしょうか」と、 歩み寄りの姿勢を見せる 5. 相手も歩み寄ってくるので、ここで決定する 具体例: 建築関係の取引きで、 あなたは1億2000万円で仕事を 請負たいと思っていたとする。 そのまま伝えると、 相手は必ず値切ってくるので、 最初は「1億5000万円になります」と、 高めの価格で提案する。 相手は「それはムリです」と答えてくるので、 すかさず 「では、おいくらまでなら出せますか?」 と質問する。 相手は「じゃ、1億1000万円でどうでしょう」 などと言ってくるので (たとえそれで十分に請け負えるとしても)、 「いやいや、それではムリですよ」と、 歩み寄りの姿勢を見せる。 すると、相手も、その価格に近い幅で 「それでは、1億2000万円で」 などと妥協してくる。