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「年金+勤労収入」でも税負担増加を避けるには?【2】



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一方、平均的な厚生年金受給者の場合は、
無税で給与収入を増やせるのは、
年間65万円まで。
    
つまり、月額5万4166円までということになる。

逆に言うと、厚生年金受給者が、
老後もずっと月額5万4000円の給与をもらい
続けるというのは、
税制面を考えると賢い働き方だということになる。

収入がすべて給与所得控除と調整控除で
控除されるので、所得が発生しない。
    
所得ゼロだから税金を支払う必要もないし、
年金保険料の支払いも必要がないからだ。
    
夫婦それぞれが5万4000円の給料をもらえば、
年金月額が13万円の時代になっても、
月収は23万8000円と、
かなりよい生活をすることができる。

また、月収が5万4000円でよければ、
好きな仕事を選ぶこともできるだろう。
    
そんなに都合よく月給5万4000円の仕事は
見つからないと思われるかもしれないが、
パートタイムやアルバイトとして、
月5万4000円分だけ働けばよいだけの話だ。

さらに自分の会社を設立して、
売上はすべて会社に入れてもらい、
その会社から毎月5万4000円の給料を
もらうという手もある。
    
もちろん会社を運営するためには、
何らかの売上を得ることが必要だが、
そこは自分の得意なこと、
あるいは好きなことを収入にすればよい。
    
例えば、
手先の器用な人は便利屋をやってもよいし、
ウエブデザインを請け負ったり、
イベントのカメラマンをしたりと、
いくらでも方法はある。