◆「無駄な時間」を減らすコツ 時間には優先順位がつけられる。 優先順位の1位になるのは、 実は、生きるために必要な時間である。 勉強するためには、 睡眠時間や食事の時間を削ることはできない。 また生活の糧を得るための 会社の勤務を辞めることはできない。 優先順位の2位は、勉強時間である。 そして、次が勉強の能率維持のための時間だ。 これは休養や娯楽、 あるいは自分へのご褒美の時間である。 ◆単眼思考から複眼思考へ 複眼思考のトレーニングとして、 読書の時、著者のいうことを鵜呑みにせず、 疑問をもったり、 簡単に納得しないようにする批判的読書をする。 具体的には、本の段落ごとに、 「ここは鋭い」「納得がいかない」 「例外はないか」などと書き込みを入れる。 このような活動を行うだけで、 読書が単なる知識吸収の場から、 推論の場にも変わる。 ◆勉強、特に中高年を過ぎてからの勉強は、 きわめて有効な脳の健康法である。 ◆できる人のノウハウをモノにするアドバイス3選 ・お金や時間を惜しまず、 「できる」人間、あるいは「できる」人間の テクニックに近づくこと。 ・できる奴のいうことと自分の力を信じること。 ・身につけたノウハウを自分で試してみること。 ◆能力主義の時代には、 勉強していない、知識がない、 英語が使えない人間は、 学歴のいかんにかかわらず、 真っ先に切り捨てられる 可能性が大きくなっている。 ◆勉強が確実に役に立ちそうなものとしては、 語学力、特に英語の読み書きの能力がある。 これまでも国際化についていわれてきたが、 ネット時代には英語を制するものが 情報を制するといっても過言ではない。 ◆能力主義の競争社会だからこそ、 人生100年の長寿社会だからこそ、 「勉強」は一生必要なのである。 逆に大人になってからでも、 「勉強」する能力やテクニックを身につければ、 競争社会で生き延びる可能性も高まるし、 歳をとってからも知的で、 若々しく、しかも人生を楽しめる 可能性だって高まる。