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「運のいい人」になるには【3】



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◆運というのは、
その人がもともと持っているものではなく、
生まれつき決まっているものでもなく、
その人の考え方と行動パターン
によって変わる。

だから、
運のいい人になるには、
考え方や行動パターンを決める脳そのものを
「運のいい脳」にしてしまえばよい。

◆自分のことばかり考え、
目先の損得しか関心がない人は、
配慮範囲の狭い人。

一方、自分のことばかりでなく、
家族や友人、そして他人や社会全体の
将来についてまで考えられる人は、
配慮範囲が広い人。

配慮範囲の狭い人はある程度までは
効率よく成果が挙げられるものの、
目先のことにとらわれて協力的な
人間関係を築けないため、
総合的にみてみると幸福感の感じられない
損失が多い人生になる。

逆に、配慮範囲の広い利他的な志向をもつ人は、
より人間関係を持続的に築けるため、
自分の周囲に盤石なネットワークを
つくることができ、
それが運のよさにつながる。

◆セロトニンはトリプトファンという
必須アミノ酸からできている。

このため、セロトニンをつくり出すためには、
トリプトファンが含まれる食事をしっかり食べる。

トリプトファンは、
赤身の魚や肉類、乳製品などに含まれている。

またセロトニンの合成には、
ビタミンB6も必要なので
にんにく、とうがらし、ごまなどを
うまく組み合わせて食べるとよい。

さらに、セロトニンがつくられるためには
適度な運動も必要になる。

◆メラトニンは、
良質な睡眠をつくり出すとともに、
体の中の活性酸素を分解し、
抗ウィルス作用を強めるなど、
体を守り、老化を防止するのにも
役立つ重要なホルモン。

そしてメラトニンは、
脳の松果体でセロトニンから作られる。

つまり、セロトニンがしっかり
分泌されていないと、
メラトニンも減ってしまう。

セロトニンは、
朝の自然光を網膜が感じると分泌される。

そしてセロトニンが
分泌されはじめた15時間後に
メラトニンが分泌を開始する。

この点からも、
朝は早めに起きて朝日をしっかり浴び、
夜は早めに就寝することが大事である。

◆運のいい人は早寝早起きをする

私たちの体には、
はっきりと確認されているものだけでも
25種類もの神経伝達物質があるが、
このなかに安心感や安らぎの幸せ感を
もたらしてくれるものがある。

そのひとつがセロトニン。

セロトニンは心のバランスを整え、
安心感をもたらすために、
幸せホルモンなととも呼ばれている。

「運をよくする」ためには必須の物質ともいえる。

セロトニンは、
不規則な生活を送っていると、
出にくくなってしまう。

早寝早起きの、規則正しい生活を
送ることが大事なのは、
この点からもいえる。