Liberal Arts {Article226}

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NOと言える人になる【1】



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◆会社や社会の価値観、ルールは、
決してあなたを本当の意味で
幸せにはしてくれない。

◆他人のルールに縛られず、
自分のルールで生きる。

◆他人のルールに縛られずに生きるためには、
その人間関係が自分にとって
「好ましいもの」であるかどうかを
しっかり見極める必要がある。

好ましくない人間関係は、
他人のルールであなたを縛りつけ、
あなたの価値を勝手にジャッジし、
あなたの時間やエネルギーをひたすら奪い続ける。

◆多くの人が、
他人や社会が決めたルールを、
NOを言わずに受け入れ、
自分のルールより優先させてしまっている。

これが生きづらくなっている要因である。

◆「力が強い」「頭がいい」「お金持ちである」
「容姿が美しい」…などは、
競争の世界の中で明確に「価値がある」
とされている。

しかし、
これらを手にすることを自分の物語の
中心に据えると、
失ったときに身を寄せるものがなくなってしまう。

◆「幸せな状態」とは、
「自分が紡いだ自分の物語に、
自ら疑念や欺瞞を抱くことなく、
心から納得し、
その物語に全力でコミットできていること。

◆ありのままの自分の人生を
「これでいい」と肯定できないと、
自分以外の誰かの価値観やルールを中心に
生きざるをえない。

◆社会が豊かになると、
人は「生きる意味」を失う

戦争、飢餓、病気、差別など、
その生命をまっとうできない
危険性がある環境においては、
動物的な生存本能が発揮されやすく、
生きることそのものが目的たりえる。

しかし、社会が豊かになり、
命の危険がないことが当たり前になってくると、
「生きること」それ自体の意味を
見つけることは難しい。

哲学者バートランド・ラッセルは、
「人々の努力によって社会がより良く、
より豊かになると、
人はやることがなくなって不幸になる」
と主張した。