Liberal Arts {Article248}

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NO HARD WORK! [2]



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◆図書館ルール

職場をオフィスと考えるのではなく、
図書館のように考える。

これを図書館ルールと呼ぶ。

図書館は静かで平穏だ。

図書館でどうふるまうべきかは、
誰だって知っている。

図書館は本を読んだり、
考えたり、勉強したり、
何かに集中したり、
作業をするために行く場所だ。

それこそ、オフィスのあるべき姿じゃないか?

◆寝不足を解消する効果的な方法は、
短時間の睡眠を何度も取るのではなく、
ゆっくり長く眠ることだ。

◆FOMOからJOMOへ

Fear Of Missing Out (取り残される恐怖や不安感)

Joy Of Missing Out (見逃す喜び)

◆本当に働いているかどうかは、
見張っていてもわからない。

ちゃんと仕事をしているかどうかを
知るただひとつの方法は、
実際の仕事の成果をみることだ。

それが上司の仕事だ。

仕事ができていないなら、
別の人を探すまでだ。

◆他人の時間を借りるには、
面倒な作業が必要であるべきだ。

ひどくやっかいな作業をしてはじめて、
多くの人々の時間を使えるようにしておくべきだ、

そうすれば、本当に重要なことでないかぎり、
大半の人は他人の時間を使おうとは考えない。

会議は最後の手段にしよう。

◆片づけなければならない仕事が
増えてきたせいで、
長時間労働や残業が多くなったわけじゃない。

長時間労働や残業をするのは、
もはや職場では仕事に集中できないからだ。

◆仕事に集中したいとき、
職場のオフィスに出向く人はあまりいない。

会社でしなければならないなら、
早朝出勤するか、残業するか、
週末に休日出勤するだろう。

いずれにしろ、
周りに人がいない時間が欲しいはずだ。

その点でいえば、
そこは「職場」である必要はなく、
誰にも邪魔されない静かな
スペースがあればいいのだ。

◆勤勉な人というのは、
望まれればいつでも働く人を指すのではない。

仕事や顧客、同僚に敬意を払いながら働き、
時間を無駄に使ったりせず、
他人の仕事に無駄に首をつっこまず、
足を引っ張ったりすることもなく、
自分がすると決めたことを適切な
労働時間で行う人のことを指す。

◆生産性を上げるというのは、
時間を埋めることだ。

効率を上げるといいうのは、
予定のないあき時間や、
仕事以外のことに使える時間を増やすことだ。

レジャーのための時間、
家族や友人と過ごす時間、
あるいは、本当になんにもしない時間。

そう、なんにもしない時間があっても
ぜんぜんかまわない。

というよりむしろ、
何もしないことに価値がある。

◆生産性より効率

生産性というのは機械に使う言葉で、
人に対して使う言葉じゃない。

いくつかの作業をある時間内につめこんだり、
できるだけ多くの仕事をできるだけ
短時間にすませたりすることに意味はない。

機械は24時間、
週7日ぶっとおしで動かせるけれど、
人間はそんなことはできない。

生産性に焦点を絞ると、
忙しく作業することに焦点が絞られる。

忙しくしていることがいいことではない。

それより、効率が大事だ。

いかに作業を少なくできるか?

どれだけ省略することができるか?

だから、「to-dos」リストではなく、
「to-don'ts」リストをつくる。