◆図書館ルール 職場をオフィスと考えるのではなく、 図書館のように考える。 これを図書館ルールと呼ぶ。 図書館は静かで平穏だ。 図書館でどうふるまうべきかは、 誰だって知っている。 図書館は本を読んだり、 考えたり、勉強したり、 何かに集中したり、 作業をするために行く場所だ。 それこそ、オフィスのあるべき姿じゃないか? ◆寝不足を解消する効果的な方法は、 短時間の睡眠を何度も取るのではなく、 ゆっくり長く眠ることだ。 ◆FOMOからJOMOへ Fear Of Missing Out (取り残される恐怖や不安感) Joy Of Missing Out (見逃す喜び) ◆本当に働いているかどうかは、 見張っていてもわからない。 ちゃんと仕事をしているかどうかを 知るただひとつの方法は、 実際の仕事の成果をみることだ。 それが上司の仕事だ。 仕事ができていないなら、 別の人を探すまでだ。 ◆他人の時間を借りるには、 面倒な作業が必要であるべきだ。 ひどくやっかいな作業をしてはじめて、 多くの人々の時間を使えるようにしておくべきだ、 そうすれば、本当に重要なことでないかぎり、 大半の人は他人の時間を使おうとは考えない。 会議は最後の手段にしよう。 ◆片づけなければならない仕事が 増えてきたせいで、 長時間労働や残業が多くなったわけじゃない。 長時間労働や残業をするのは、 もはや職場では仕事に集中できないからだ。 ◆仕事に集中したいとき、 職場のオフィスに出向く人はあまりいない。 会社でしなければならないなら、 早朝出勤するか、残業するか、 週末に休日出勤するだろう。 いずれにしろ、 周りに人がいない時間が欲しいはずだ。 その点でいえば、 そこは「職場」である必要はなく、 誰にも邪魔されない静かな スペースがあればいいのだ。 ◆勤勉な人というのは、 望まれればいつでも働く人を指すのではない。 仕事や顧客、同僚に敬意を払いながら働き、 時間を無駄に使ったりせず、 他人の仕事に無駄に首をつっこまず、 足を引っ張ったりすることもなく、 自分がすると決めたことを適切な 労働時間で行う人のことを指す。 ◆生産性を上げるというのは、 時間を埋めることだ。 効率を上げるといいうのは、 予定のないあき時間や、 仕事以外のことに使える時間を増やすことだ。 レジャーのための時間、 家族や友人と過ごす時間、 あるいは、本当になんにもしない時間。 そう、なんにもしない時間があっても ぜんぜんかまわない。 というよりむしろ、 何もしないことに価値がある。 ◆生産性より効率 生産性というのは機械に使う言葉で、 人に対して使う言葉じゃない。 いくつかの作業をある時間内につめこんだり、 できるだけ多くの仕事をできるだけ 短時間にすませたりすることに意味はない。 機械は24時間、 週7日ぶっとおしで動かせるけれど、 人間はそんなことはできない。 生産性に焦点を絞ると、 忙しく作業することに焦点が絞られる。 忙しくしていることがいいことではない。 それより、効率が大事だ。 いかに作業を少なくできるか? どれだけ省略することができるか? だから、「to-dos」リストではなく、 「to-don'ts」リストをつくる。