Liberal Arts {Article271}

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金持ち脳【4】苫米地 英人



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◆仕事とは、
自分のやりたいことでマーケットの
役に立ち、
金を得るものであるが、
他方、趣味とは、反対に自分が金を使う
ものである。

◆人生のどこかの時点で、
マーケットのために働くことの喜びを
見出せた人はラッキーだ。

仕事によって心が満たされ、
支出が減る。

やりたいことをやっているために
生産性が上がり、
結果的に多く稼げるようになる。

そうして、人生時間が充実し、
人生の価値が高まる。

◆やりたいことでも、
自分だけの趣味では駄目

いちばん手っ取り早く理想的なのは、
好きでやっている趣味を仕事にする
ことだと考えるかもしれないが、
それは違う。

趣味とは
自分の役にしか立たないものであり、
それでは仕事にはなり得ない。

仕事とは、
人様からお金をもらうものである。

ということは、
自分ではなく人様の
役に立つことでなければ成り立たない。

つまりいくら好きなことでも、
それを買ってくれる市場、
マーケットがあるかどうか、
という視点が必要になる。

そういう意味では、
自分の役にしかたたない趣味とは、
じつは最も仕事に適さないものといえる。

趣味にはマーケットを獲得するという
発想がないため、
仕事には適さない。

好きなことを仕事にするといっても、
趣味のように好きなことを
仕事にするということではない。

マーケットの役にたつことで
好きなことを仕事にする、
ということである。

これを見つけられない人は、
生涯、苦労することになる。

◆収入を上げたかったら、
会社でなく職業を変える。

いくら職場を変えても、
同じ職業であれば、
自分が社会に提供する機能は
本質的には変わらない。

だからその機能が生み出す市場価値は
大して変わらない。

したがって、
収入を上げるという目的を
果たすことにはならない。

収入を上げるためにするべきは、
ちょっとした収入アップが望める
「転職場」ではなく、
月収10倍が視野内にある
「転職場」なのである。

◆自分が何を人より多く知っているか、
何が人よりうまくできるか。

ビジネスモデルは、
その後からついてくるものであり、
先にあるものではない。