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金儲けのレシピ[3]【事業化bot】



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◆金儲けは最強のスキルだ

巷には「すごい仕事術」というような類の
ノウハウ本があふれている。

もちろん、仕事ができることは重要である。

しかし、我々の生きる世界が資本主義社会である以上、
仕事ができる=会社の利益への貢献度という
KPI(Key Performance Indicator:重要経営指標)
で測るのが適切である。

要は金が稼げればいいだけなのである。

エクセルでうまく計算ができたり、
パワーポイントでキレイなプレゼン資料を作れたり、
英語ができたりする必要性は、
本質的な仕事の能力とは全く関係ないのだ。

世にあるビジネス書は「仕事術」に
フォーカスされているが、
真の「仕事術」とは
「金儲け術」であるべきなのであり、
金儲けこそが最強、
最高のビジネススキルと考えられる。

経済的に自立すると、
人間は誰でも社会貢献したくなるものである。

だから、はじめから社会貢献を目標にする必要はない。

◆自分が詳しくないビジネスはダメ

まず、事業を立ち上げる際に数千万円かけて
立ち上げようとする、
というのが好手こうしゅとは言えないが、それ以上に、
「自分がそのビジネスや商品について
詳しくない領域で起業する」
というのがそもそも失敗のもとである。

何よりも「自分がよく知っていること」を
ビジネスにするのが一番である。

「自分がよく知っていること」の定義は、
別に「その業界で働いていた」
ということとは限らないし、
そうでなくてもいい。

◆「誰でも、簡単に、必ず儲かる」はあり得ない

まず、ビジネスにおいて、
「誰でも、簡単に、必ず儲かる」
というのは絶対に存在しない。

というのは、儲かるビジネスというのは基本的に、
「需要に対して供給が少ない」状況が発生していて、
だからこそ超過剰利益が発生する。

しかし、「誰でも、簡単に、必ず儲かる」ことになれば、
一気に参入者が爆増してしまい、
限界利益がゼロになるまで
参入者の増加が続くはずである。

それでも、「誰でも、簡単に、必ず儲かる」
を謳うビジネスはなくならない。

なぜか?

その類のビジネスは、
「こうすれば金が儲かります」というノウハウを
やたらと高額で売ることで儲けており、
その「ノウハウ」とやらを見開いていくと、
「あなたも私と同じように
このノウハウを高額で売れば儲かります」
と書いてあるだけである。

こうして、階層構造的に被害者を
再生産していくことで成功しているのが、
MLM(マルチレベルマーケティング)。

いわゆるマルチ商法であり、
ネットワークビジネスであり、
情報商材ビジネスである。

◆こういうビジネスは儲からない

マキャベリは「天国へ行くのにもっとも有効な方法は、
地獄へ行く道を熟知することである」と言ったが、
これを金儲けに応用すると、
「儲かるビジネスを作るもっとも有効な方法は、
儲からないビジネスについて熟知することである」
ということになる。