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ラリー・ウィリアムズの短期売買法〔1〕



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◆短期トレードで儲けるための秘訣

1: 儲けを出せるのは1日の値幅の大きな日のみ。

2: 1日の値幅の大きな日で上昇した日は高値か、
 その高値近くで引け、
 下落した日は安値か、その安値近くで引ける。

◆デイトレーダーたちは市場の短期スイングを予測し、
価格がどこに向かおうとしているのかをほぼ完璧に
言い当てることができるだけでなく、
高値や安値を予測し、市場が天井や大底を付けるときを
正確に見極めることができると信じているが、
これは大きな間違いだ。

◆何をするにしても、
お金を儲けるには時間がかかる。

したがって、
短期トレーダーは本質的に成功する(お金を儲ける)
機会を自分で制限していることになる。

◆トレードを1日の終わりで終わらせることの
最も不利な点は、5分足や10分足チャートのように
不自然な時間枠のチャートでは、
潜在的利益を大幅に限定することになる。

◆敗者は負けトレードにしがみつき、
勝者は負けトレードをきっぱりあきらめる。

ここが大きな違いだ。

◆短期トレードの「真実」

それは、
トレードする時間枠が短いほど、
儲けもそれだけ少なくなる、
ということである。

では、大きな動きをとらえる十分な時間のない
短期トレーダーが大金を稼ぐにはどうすればよいか。

その唯一の方法は、
大きなポジションを取ることである。

そして、問題はここにある。

大きなポジションを取れば、
損失も大きくなる。

ここであなたが知っておかなければならないことは、
すべての利益のカギを握るのはトレンドである
ということだ。

トレンドがなければ、利益も出ない。

トレンドは時間の関数だ。

したがって、トレードの保有期間が長いほど、
大きなトレンドをとらえられるチャンスは増える。

こうした意味では、
デイトレーダーは非常に不利な立場にある。

時間は彼らの敵である。

彼らはその日のトレードを翌日に
持ち越すことはできない。

だから、とらえられる動きの大きさには限界がある。

一方、ポジショントレーダーにとって、
時間は味方である。

彼らには十分な時間がある。

だから大きな動きをとらえて大きく稼ぐことができる。

この法則は時間が続くかぎり消滅することはない。

◆価格変化の自然なサイクル

来る年も来る年も、
値幅は同じ動きを繰り返す。

小さな値幅が続いたあとは、
大きな値幅が続き、
そしてまた小さな値幅に戻る。

その動きは時を刻む時計のように規則正しく正確だ。

これこそが短期トレードで儲けるためのカギである。

投資家やトレーダーの関心が薄くなれば値幅は縮小し、
彼らの関心が高まれば値幅は拡大する。

人間の感情と人間の関心度の自然のサイクルが
市場の自然のサイクルを生み出す。

実に簡単だ。

これは過去から未来永劫続く真理なのである。