◆短期トレードで儲けるための秘訣 1: 儲けを出せるのは1日の値幅の大きな日のみ。 2: 1日の値幅の大きな日で上昇した日は高値か、 その高値近くで引け、 下落した日は安値か、その安値近くで引ける。 ◆デイトレーダーたちは市場の短期スイングを予測し、 価格がどこに向かおうとしているのかをほぼ完璧に 言い当てることができるだけでなく、 高値や安値を予測し、市場が天井や大底を付けるときを 正確に見極めることができると信じているが、 これは大きな間違いだ。 ◆何をするにしても、 お金を儲けるには時間がかかる。 したがって、 短期トレーダーは本質的に成功する(お金を儲ける) 機会を自分で制限していることになる。 ◆トレードを1日の終わりで終わらせることの 最も不利な点は、5分足や10分足チャートのように 不自然な時間枠のチャートでは、 潜在的利益を大幅に限定することになる。 ◆敗者は負けトレードにしがみつき、 勝者は負けトレードをきっぱりあきらめる。 ここが大きな違いだ。 ◆短期トレードの「真実」 それは、 トレードする時間枠が短いほど、 儲けもそれだけ少なくなる、 ということである。 では、大きな動きをとらえる十分な時間のない 短期トレーダーが大金を稼ぐにはどうすればよいか。 その唯一の方法は、 大きなポジションを取ることである。 そして、問題はここにある。 大きなポジションを取れば、 損失も大きくなる。 ここであなたが知っておかなければならないことは、 すべての利益のカギを握るのはトレンドである ということだ。 トレンドがなければ、利益も出ない。 トレンドは時間の関数だ。 したがって、トレードの保有期間が長いほど、 大きなトレンドをとらえられるチャンスは増える。 こうした意味では、 デイトレーダーは非常に不利な立場にある。 時間は彼らの敵である。 彼らはその日のトレードを翌日に 持ち越すことはできない。 だから、とらえられる動きの大きさには限界がある。 一方、ポジショントレーダーにとって、 時間は味方である。 彼らには十分な時間がある。 だから大きな動きをとらえて大きく稼ぐことができる。 この法則は時間が続くかぎり消滅することはない。 ◆価格変化の自然なサイクル 来る年も来る年も、 値幅は同じ動きを繰り返す。 小さな値幅が続いたあとは、 大きな値幅が続き、 そしてまた小さな値幅に戻る。 その動きは時を刻む時計のように規則正しく正確だ。 これこそが短期トレードで儲けるためのカギである。 投資家やトレーダーの関心が薄くなれば値幅は縮小し、 彼らの関心が高まれば値幅は拡大する。 人間の感情と人間の関心度の自然のサイクルが 市場の自然のサイクルを生み出す。 実に簡単だ。 これは過去から未来永劫続く真理なのである。