◆ビル・ゲイツが成功した理由は 「まず、売上をつくる」ことを重要視したからである。 売上がない限り、 会社としては成功しない。 だから、「どんな会社にしたいか」 といったビジョンを持つことよりも先に、 「まず、何かを売ってカネを作れ」ということ。 ◆アメリカは共通言語の英語を使い、 基軸通貨として世界中にドルが出回っている。 これによってアメリカに優秀な会社も集まり、 優秀な学生が集まり、 無限にお金が集まる構造になっている。 そうするとやっぱりアメリカには勝てない。 ◆プログラミングがわかっていても プログラムを書かない経営者のほうが、 優秀なエンジニアがたくさん集まる。 ◆日本はスペインを目指せ! スペインは経済的には微妙だが、 治安がよくて長寿の国で、ご飯もおいしいし、 ダラダラ過ごしていても国民は幸せそうである。 観光地もたくさんあって食べ物もおいしいので、 日本も同じポジションが狙える。 ◆絶対に失敗しないコツは「何もしないこと」なので、 結局、失敗もしていないけれど、 何もしていない人がトップになる。 すると何も進まない。 このままの状態が続くと、 日本は10年や20年では変わらない。 ◆アメリカが成長しているのは、 とんでもないバカがいる一方で、 一部の天才がすごいシステムを作って 帳尻を合わせているからである。 でも、日本はどっちもいないから 悲惨な状況になる可能性が高い。 ◆大事なのは、 楽観的に生きること。 結局、将来的にサバイバルしているのは、 未来を楽観視している人たちである。 楽観的になると行動も変わるから、 そういう人が結果的には成功する。 反対に未来を悲観しすぎる人は、 不幸になる確率がものすごく高い。 ◆多くの日本人は外国の事情を知らない。 例えば、イギリスではロンドンの中心部から 地下鉄で30分も行けば低所得者だけの町が 当たり前のようにある。 アメリカも同じようなもの。 しかし、日本人が持つアメリカのイメージは、 マンハッタンみたいなキレイな場所を思い浮かべる。 そうやって勝手なイメージをつくり、 自分たちと比べることで 「日本人不幸論」を感じる人が多い。 ◆本の選択基準 1: 今後10年以上も影響を与える技術や文化に関する話。 2: 結論に至る経緯と理由に筋が通っていること。 3: 資料から組み立てられていて、 個人の感想を書いているわけではないもの。 4: 一般的な常識とは違う結論や発見があること。 5: 読んでいて面白い。 ◆自分の頭で考えるな! 世の中、自分の頭で考えたほうがうまくいくのは、 頭の良い上位1%の人である。 残りの99%の人たちは頭の良い人が考えたものを、 そのまま受け止めて使ったほうが断然よい。 とにかく、頭の良い人の受け売りをすればいい。 ◆不動産は買うな! 日本は間違いなく人口は減っていくし、 今後は空き家も増える。