◆経営12ヵ条【要点】 ◆第1条: 事業の目的、意義を明確にする【要点】 ・なぜこの事業を行うのか、 事業の「目的」を明確に示せているか。 ・事業の目的には「大義名分」があるか、 それは公明正大なものか。 ・「従業員の幸せを実現する」 という揺るぎない信念を持っているか。 ・全社員が使命感を抱き、 やりがいを持って仕事に邁進しているか。 ◆第2条: 具体的な目標を立てる【要点】 ・ビジョンを掲げ、 それを具体的な「目標」として指し示しているか。 ・未来への展望を描き、 その実現に至る具体的な「方策」を示しているか。 ・目標を、従業員ひとりひとりの目標、 月次や日次の目標にまで落とし込めているか。 ・中長期計画ではなく「1年ごとの計画」を立て、 確実に遂行しているか。 ◆第3条: 強烈な願望を心に抱く【要点】 ・目標を達成したいという「願望」を どのくらい強く持っているか。 ・潜在意識に達するまで、強く思い続けているか。 ・一瞬のチャンスも逃さぬよう、 常に願望を抱き続けているか。 ・純粋で強い思いを、組織全体で共有できているか。 ◆第4条: 誰にも負けない努力をする【要点】 ・「努力」せず、 成功への近道を探そうとしていないか。 ・「私なり」ではなく 「誰にも負けない」努力をしているか。 ・率先して、誰にも負けない努力をしているか。 ・企業として地味な努力を一歩一歩、 日々絶え間なく続けているか。 ◆第5条: 売上を最大限に伸ばし、 経費を最小限に抑える【要点】 ・「売上を増やせば経費も増える」という誤った 常識にとらわれていないか。 ・「売上最大、経費最小」を実現するために 創意工夫を続けているか。 ・売上が拡大しているときこそチャンス。 高収益化を図っているか。 ・組織ごとの業績がリアルタイムでわかる 仕組みを構築できているか。 ・従業員たちは自ら採算意識を高め、 具体的な行動を起こしているか。 ◆第6条: 値決めは経営【要点】 ・「値決め」は経営者の仕事であると理解しているか。 ・お客様が喜んで買ってくださる「最高の値段」を 射止めているか。 ・原価プラス利益で売価を決めていないか、 市場価格で利益を出せるか。 ・値決めは、仕入れやコストダウンと連動して 考えられているか。 ◆第7条: 経営は強い意志で決まる【要点】 ・何が何でも目標を達成するという 「強い意志」があるか。 ・環境の変化を理由にして目標を下方修正したり、 撤回したりしていないか。 ・経営目標は、全従業員が「実現しよう」と 思うものになっているか。 ・「目標を達成したい」という必死の思いを、 皆で共有できているか。 ・高い目標に向かって、 従業員のやる気を燃え立たせているか。 ◆第8条: 燃える闘魂【要点】 ・絶対に負けるものかという闘争心、 「燃える闘魂」を持っているか。 ・競合会社だけでなく、 厳しい経営環境にも屈しない闘志はあるか。 ・景気変動に負けることなく、努力と創意工夫を重ね、 成長発展を目指しているか。 ・どんなリスクが降りかかろうとも、 従業員を守る責任を果たしているか。 ・経営者としての責任をとらず、 自己保身に汲々きゅうきゅうとしてはいないか。 ◆第9条: 勇気をもって事に当たる【要点】 ・「人間として何が正しいのか」という 原理原則を貫けているか。 ・穏便に済ませること、 波風を立てないことを判断の基準にしていないか。 ・経営者の勇気のなさが伝染し、 従業員たちが妥協をよしとしていないか。 ・知識を信念にまで高めた「見識」を、 さらに勇気を加えた「胆識」を備えているか。 ・魂の奥底から発する「勇気」をもって、 正しい判断を下しているか。 ◆第10条: 常に創造的な仕事をする【要点】 ・「創造的な仕事」を心がけ、 常に改良改善をしているか。 ・日々の改善や努力を積み重ねた、 独創的な事業の展開を目指しているか。 ・従業員が常に創造的な仕事をするよう、 経営者自らが範を示しているか。 ・いまの力で何ができるかではなく、 能力を未来進行形でとらえているか。 ・未来のある一点を見定め、 日々間断なく努力を続けているか。 ◆第11条: 思いやりの心で誠実に【要点】 ・「弱肉強食のビジネス社会では、 利他の心など不要だ」と考えていないか。 ・利害得失だけを考えず、 「相手を思いやる」ことができているか。 ・相手を思いやる行為が素晴らしい成果を もたらしてくれることを理解しているか。 ◆第12条: 常に明るく前向きに、 夢と希望を抱いて素直な心で【要点】 ・どんな逆境にあろうと、 リーダーとして明るく前向きに振る舞えているか。 ・「必ず、素晴らしい未来が開ける」という 確信を持てているか。 ・感謝を忘れず、謙虚に、 素直な心を持って努力を重ねているか。 ・自力を発揮すること(「経営12ヵ条」の実践)に 努めているか。 ・2つの他力(従業員の協力と偉大な天の力)を 自分のものにできているか。