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運のいい人の法則〔2〕運のいい人と悪い人の違い【リチャード・ワイズマン】



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◆運とはチャンスに出会う準備ができていること。

◆運のパワー

世の中ではとかく、
金を儲けることが重視されすぎている。

金儲けに頭は使わない。

優秀とは言えな人ほど裕福だ。

成功の95%は幸運、
5%は能力だ。

成功者と成功できなかった人の違いは、
運をつかめたかどうかだけだ。

◆運のいい人と悪い人の人生には、
大きく分けて4つの違いがある。

1: 運のいい人は、
   いつも偶然のチャンスに巡り合う。

自分の人生にとって大きなプラスになる人と偶然、
会ったり、新聞や雑誌を読んでいて、
たまたま面白そうな記事に気づいたりするのだ。

一方、運の悪い人はそのような経験がめったになく、
自分の人生にとってマイナスにしかならない人と
出会ってしまう。

2: 運のいい人は自分でも理由がわからないまま、
   正しい選択をしているものだ。

仕事上の決断をするべきタイミングや、
信じてはいけない相手がわかっているようにさえ
見える。

運の悪い人の選択は、
失敗に終わってどん底に突き落とされることに
なりがちだ。

3: 運のいい人の夢や目標は、
   不思議なくらい実現する。

これもまた、
運の悪い人の場合は正反対だ。

彼らの夢や目標は、
はかない空想とほとんど変わらない。

4: 運のいい人には、
   不運を幸運に変える力がある。

運の悪い人にはその力がなく、
不運は混乱と破滅をもたらすだけだ。

◆問題解決の5つのステップ

1: 自分にはどうすることもできないと、決めつけない。
   自分が主導権を握り、
   不運の餌食にはならないと言い聞かせる。

2: 今すぐ何かをやる。
   明日でも来週でもなく、
   今すぐに。

3: 考えられる選択肢をすべてリストに書き出す。
   想像力をはたらかせ、
   既成の考え方にとらわれない。

物事をさまざまな方向から見つめるのだ。

できるだけ多くの選択肢をあげよう。

どんなにくだらなく思えても、
ばかげていても、
かまわない。

友人にも同じ状況に立たされたらどうするか
聞いてみる。

可能性のある方法をどんどん増やそう。

4: どのように前へ進むかを考える。

すべての選択肢を一つずつ検討しよう。

時間はどのくらいかかるか。

実行する知識と能力があるか。

具体的にどのような結果になるか。

さまざまな展開を予想してみよう。

5: 最後の最も大切なステップは、
   実際に解決する方法を決めて実践することだ。

あわてて無謀なことをせずに待っていることが、
解決につながる場合もあるだろう。

あえて行動を起こさないことが計画の一部で、
躊躇しているわけではないのなら、
それも立派な問題解決だ。

さらに、あなたが決めた問題解決のステップを、
いつでも実践できるように準備しておく。

そのような自制心と柔軟性も、
幸運の大切なカギとなる。

肝心なのは、
目の前の問題にこだわるのではなく、
解決策を見つけるために集中することだ。