Liberal Arts {Article354}

ようこそ「リベラル・アーツ」へ...

脳は若返る 【茂木健一郎】



【動作環境】iPhone[○], Android[○], Windows{Microsoft Edge[○], Google Chrome[○]}
◆嫌われる勇気を持って
本音で生きれば長生きできる!

シニアはシニアらしいことを
遠慮せずに全部やる!

今こそ本音を言える、
嫌われる勇気を持てるシニアになる。

それが若々しい脳を手に入れて、
長生きする秘訣でもある。

◆過去の栄光にすがらないピボットな生き方

「過去にこだわるものは、未来を失う」

いつまでも過去にこだわっていると、
今という大切な時間を無駄に生きてしまい、
しいては未来の可能性をも失うことになる。

「残りの人生で、今日が一番若い」

残りの人生で今日が一番若いと考えたら、
「今から残りの人生で何をやろうか」と、
未来志向にマインド・チェンジできるはず。

◆環境の変化にピボットできるマインドを持とう!

ピボット(Pivot)とは、
本来は「回転軸」という意味を持つ言葉であるが、
最近ではビジネス用語としても使われている。

企業では「方向転換」「軌道修正」といった意味で
使われている。

企業の経営がうまくいかないとき、
「Pivot」しようと表現する。

シニアの方に必要なのは、
「時代に合ったPivotなマインドを持とう」
ということ。

IT, AI, Python,...などにも積極的に
チャレンジしよう!

◆教養を身につけると感情コントロールにも役立つ

教養を磨くというのは、
単に知識を身につけるだけではなく、
脳にとってある重要な役割を担っている。

なにか?

それは、感情のコントロール!

教養を磨くと、
前頭前野を中心とした脳を鍛えることができる。

なぜか?

それは、脳の「ミラーニューロン」という
脳細胞がカギを握っている。

ミラーニューロンとは、
脳内の神経細胞のひとつで、
他者のある動作を見たとき、
自分もその動作をしているかのように、
まるで鏡に映し出したみたいに反応する
神経細胞である。

このミラーニューロンが活性化することで、
前頭葉の機能も高まり、
感情のコントロールにも大きく役立ってくれる。

◆3分間のマインドフルネスで感情は
コントロールできる

「キレる」高齢者が増えた。

高齢者が「キレ」やすいのは、
加齢とともに脳の萎縮が進むことで、
前頭葉の機能が低下して感情を抑制する力が
弱まるからである。

そこでおすすめなのが
「3分間マインドフルネス」である。

マインドフルネスとは、
過去の経験や先入観といった
雑念にとらわれることなく、
身体の五感に意識を集中させ、
今、この瞬間に意識を向けること。

◆世阿弥の「風姿花伝」

これは、人間の成長を花の成長と重ねており、
「時分の花」とは若さが持つ鮮やかで
魅力的な花のこと。

その若さは一時のもので、
それだけで素晴らしい側面はあるが、
必ず褪せていく。

その一方で、「誠の花」とは、
若さの花と反対で、
年月を積み重ねることで
美しさを増していくという教え。

それはすなわち、
「今を生きる」ということが若々しい脳を保つ
秘訣であり、
今を生きている限り、いつまでも若く、
老いとは無縁だということである。

◆老いという概念は心の持ち方や態度のこと

サミュエル・ウルマンの「青春」

「青春とは人生のある期間をいうのではなく、
心の持ち方をいう・・・

青春とは臆病さを退ける勇気、
安らぎにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。

ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

年を重ねただけで人は老いない。

理想を失ときに初めて老いる。」

◆普段はしない手や指の動きを日常生活に
取り入れてみる

実は、私たちの手というのは「第二の脳」とも呼ばれ、
脳と深いつながりがある。

手や指先などを動かすことで脳の血流量が多くなり、
認知症予防に効果があるとされている。

・楽器を弾いてみる
・絵を描いてみる
・料理をつくってみる

◆パワーナップ(Power Nap)仮眠法

パワーナップ仮眠法の最大の利点は、
「脳が疲れてきたな」「脳がうまく働かないな」
などと感じたときに10分から20分ほど集中的に
仮眠をとることで脳がすっきりすること。

◆「脳腸相関」を意識した食事を習慣化する

脳腸相関とは、
脳が受けた影響が腸に何らかの影響をもたらし、
その逆である腸が受けた影響が脳に
何らかの影響をもたらす現象のこと。

おすすめの食材

・納豆、ヨーグルト、チーズなどの発酵食品
・味噌、醤油などの調味料
・アボカド、ごぼう、にんじん、ブロッコリー
・たまねぎ、にんにく、アスパラガス、
  カリフラワー、バナナ、大豆

◆脳科学的ストレス撃退法

自分で努力すれば何とかコントロールできることと、
どう頑張ってもコントロールできないことに分ける。

前者についてはベストを尽くす。

後者については潔く諦める。

◆ストレスを溜め込まない3つのポイント

1: 太陽光を浴びる
2: 周囲の人に話を聞いてもらう
3: 自分の好きなことをやる

◆ストレスを溜め込まない

なぜか?

脳の健康という観点からいえば、
ストレスは大敵だからです。

◆人間の脳には、
利他的な回路が存在する。

社会や人のためにお金を使うということは
利他的な回路、
つまりはドーパミンが分泌されることで
いつまでも若々しい脳を手に入れることができる。

◆人のためにお金を使うと幸福感も増す

他人のためにより多くのお金を使った人のほうが、
幸せ度が示す指数が高いことが立証されている。

なぜか?

それは、人間は地球上でもっとも社会的な
動物であるからに他ならない。

そう考えれば、
人や社会のためにお金を使うという行為は、
意外にもクリエイティブなことである。

◆どのようなお金の使い方をすればいいのか?

それは・・・経験!

「経験に使うことで生きたお金になる」

私たちはモノを購入するよりも、
旅行やコンサート、美術観賞といった
「経験」にお金を使うほうが、
より多くの幸福を得られる。

◆YouTubeでお金を稼ぐための5つの条件

1: すべてのYouTubeの収益化ポリシーを遵守している
2: 所在国でパートナープログラムが認められている
3: 公開動画の総再生時間が、
   直近の12ヶ月間で4000時間以上
4: チャネル登録者数が1000人以上
5: リンクされているAdSenseアカウントを所有

◆大事なのは、
決して大金を稼ぐことが目的ではなく、
SNSコネクションによって社会とつながっている、
人と関わり合っていることで脳を
活発に働かせることである。

◆お金の「入り」があると人生に張り合いが出る

アクティブシニアには、
頻繁にお金の出入りがあるが、
根底にはネットの影響が大きいといえる。

ネットの世界はまさに「稼ぐ戦国時代」
とも呼ばれるほど収益化が進んでいる。

こうしたネットビジネス、
実は誰にでもできるものがほとんどである。

・YouTube
・noteでの有料コンテンツ販売
・ブログを利用したAdSense
・メルカリで中古品の販売

◆シニアとお金の関係性を語るとき、
どうしてもこれまでの貯蓄をどう切り崩して
生きていけばいいのか、
あるいは年金を有効活用するには
どうすればいいかという議論が持ち上がりがち。

でも、そうした考え方だけでは寂しい。

なぜか?

自分の蓄えは別として、
何歳になっても出るお金もあれば入るお金もある。

それこそがアクティブシニアの生き方の
真骨頂でもあるから。

つまり、老後はストックではなくフローを考える。

◆アクティブシニアは何歳になっても稼ぐ!

シニアの中には、
「この歳になったら稼げる機会なんてない」
「年金だけが頼みの綱だ」
という人がいるかもしれないが、
それではアクティブシニアには程遠い。

「たとえ何歳になってもお金を稼ぐ!」
という心意気こそが、
いつまでも脳を若々しく保つ秘訣である。

◆長生きをしていつまでも脳を
若々しく保つために必要なこと!

それはすばり、生きるうえでの「意欲」である。

・歳を理由にあきらめず、チャレンジする
・歳を理由に遠慮せず、アクティブになる

◆若々しい脳を手に入れるために効果があること3選!

1: 社会や人とつながる
2: 常にお金の出入りがある
3: ストレスのない生活習慣