Liberal Arts {Article522}

ようこそ「リベラル・アーツ」へ...

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 [1]【池田貴将】



【動作環境】iPhone[○], Android[○], Windows{Microsoft Edge[○], Google Chrome[○]}
◆松陰は
「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば
人生そのものが学問に変わり、
後は生徒が勝手に学んでくれる」と信じていた。

だから、ひとりひとりを弟子ではなく友人として扱い、
お互いの目標について同じ目線で真剣に語り合い、
入塾を希望する少年には「教える、
というようなことはできませんが、
共に勉強しましょう」と話したという。

教育は、知識だけを教えても意味はない。

教えるものの生き方が、
学ぶものを感化して初めてその成果が得られる。

そんな松陰の姿勢が、
日本を変える人材を生んだ。

◆松陰は生まれた時から空気のように存在していた
「しきたり」を破り、
行動を持って自分の信念を貫くことを良しとした。

そんな情熱家である一方、
松陰は大変な勉強家でもあった。

旅をしながらでも本を読み、
牢獄に入れられても読み続けた。

それも、ただ黙々と読むのではない、
人物伝を読みながらその人物の清い態度に怒号し、
軽率な行動に激怒し、
華々しい活躍におどりあがった。

頭でなく、
感情で学ぼうとする男だった。

まるで子どもである。

だからこそ、
学んだことがストレートに行動へ
繋がったのかもしれない。