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Pythonで作成したCSVファイルを無料の表計算ソフトで表示するには【Google Sheets, OpenOffice】

ここではPythonで作成したCSVファイルを無料の表計算ソフト(Google Sheets, OpenOffice)で表示する方法を解説します。 表計算ソフトはマイクロソフトのExcelが有名ですが、一ヶ月以上継続して使用するには「Microsoft 365」をサブスクする必要があります。 ちなみに、Microsoft 365 Familyの年会費は18,400円、Microsoft 365 Personalの年会費は12,984円です。 私の感想では、Google Sheets、OpenOfficeともほぼMicrosoftのExcelと同等機能をサポートしているので特に問題はないと考えています。

説明文の左側に図の画像が表示されていますが縮小されています。 画像を拡大するにはマウスを画像上に移動してクリックします。 画像が拡大表示されます。拡大された画像を閉じるには右上の[X]をクリックします。 画像の任意の場所をクリックして閉じることもできます。

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図 Google Sheets
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図 OpenOffice


Pythonで作成したCSVファイルをGoogle Sheetsで表示するには

  1. まずは、ブラウザを起動してGoogle Sheetsにログインする

    「Google Sheets」を使用するには、「Googleアカウント」または「Google Workspaceアカウント」が必要になります。 これらのアカウントをまだ持っていないときは事前にアカウントを作成しておいてください。

    ブラウザ(Google Chrome)を起動したら検索窓に「Google Sheets」を入力して検索します。 以降の手順については、図の画像にて詳細を解説します。

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    図1
    検索結果が表示されたら、 「Google スプレッドシート: ログイン - Google Docs」 をクリックします。


  2. Google SheetsにCSVファイルをインポートする

    ブラウザにスプレッドシートが表示されたらPythonで作成したCSVファイルをインポートします。 ここでは、 「ITエンジニアが仮想通貨の自作自動売買システム(bot)でパッシブインカムを得るには」 のシリーズで作成したCSVファイルをインポートします。 手順の詳細は図の説明で解説します。

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    図2-1
    スプレッドシートの「ファイル」メニューから「インポート」を選択します。


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    図2-2
    「ファイルをインポート」のウィンドウが表示されたらメニューから「アップロード」をクリックします。 そして「ここにファイルをドラッグしてください」の領域にCSVファイルをドラッグします。 ここでは「buy_order_sub*.csv」ファイルをドラッグします。


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    図2-3
    「ファイルをインポート」の画面が表示されたら「データをインポート」ボタンをクリックします。


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    図2-4
    スプレッドシートにCSVファイルが表示されます。 スプレッドシートの操作はMicrosoftのExcelと類似しているので問題なく操作できるはずです。 ここでインポートしたCSVファイルはクラウド上に保存されるのでいつでも再利用することができます。


  3. クラウド上のGoogle Sheetsをローカルのディスク上にダウンロードする

    クラウド上で編集したGoogle Sheetsをローカルディスクにダウンロードするには、 Google Sheetsの「ファイル」メニューから「ダウンロード」▶「Microsoft Excel (.xlsx)」を選択します。 後述する「OpenOffice」を使用するときは「OpenDocument (.ods)」を選択します。

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    図3-1
    「ファイル」メニューから「ダウンロード」▶「Microsoft Excel (.xlsx)」を選択します。


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    図3-2
    デフォルトの状態では「無題のスプレッドシート.xlsx」の名称でダウンロードされます。 特定の名前でダウンロードしたいときは、Google Sheetsのシート名を書き換えてからダウンロードします。


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    図3-3
    ここではシート名を「Google Sheet buy_order_sub(LTC_JPY)」に書き換えています。


  4. Pythonで作成したCSVファイルをOpenOfficeで表示するには

    Google Sheetsを使用するには、ローカルディスクにあるCSVファイルをクラウド上にアップロードする必要があります。 複数のCSVファイルを使用するときは、その都度CSVファイルをアップロードする必要があるので面倒です。 CSVファイルをローカルディスク上で処理するには、ここで解説する「OpenOffice」を使用すると便利です。

    OpenOfficeは 「ここ」からダウンロードすることができます。 本記事作成時の最新版は「Apache OpenOffice 4.1.13」です。 OpenOfficeをまだインストールしていないときは、事前にインストールしておいてください。

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    図4
    OpenOfficeの最新版をダウンロードしてインストールします。


  5. CSVファイルをOpenOfficeに表示する

    OpenOfficeを起動したら「Spreadsheet」を選択します。 ちなみに「Text Document」はMicrosoftのWordに相当します。

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    図5-1
    OpenOfficeを起動したら「Spreadsheet」を選択します。


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    図5-2
    空のスプレッドシートが表示されたらスプレッドシート上にCSVファイルをドラッグします。 ここでは前出のCSVファイル「buy_order_sub*.csv」をドラッグします。 「Import」ウィンドウが表示されたら「Seperated by」から「Comma」をチェックして「OK」ボタンをクリックします。


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    図5-3
    OpenOfficeにCSVファイルが表示されます。 OpenOfficeの操作はMicrosoftのExcelと類似しているので特に問題なく操作できるはずです。 編集したスプレッドシートを保存するには「File」メニューから「Save As」を選択します。


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    図5-4
    ダイアログが表示されたら「ファイルの種類」を選択して「保存」ボタンをクリックして保存します。 ここでは「ODF Spreadsheet(.ods)」を選択しています。


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    図5-5
    ダイアログから「保存」ボタンをクリックすると「buy_order_sub*.ods」の名称で保存されます。 後日、このファイルを編集したいときは、ファイル名をダブルクリックすると自動的にOpenOfficeに表示されます。


  6. OpenOfficeを目に優しいダークモードにカスタマイズするには

    OpenOfficeの「Tools」メニューから「Options...」をクリックします。

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    図6-1
    「Options」のダイアログが表示されたら「Appearance」の「Document background」から「Black」を選択します。 最後に「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。 ここでは「Black」を選択していますが、本番で使用するときは「Gray3」を選択することをおすすめします。


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    図6-2
    スプレッドシートがダークモードで表示されました。


  7. スプレッドシートの行・列を固定するには

    OpenOfficeでは、Excelと同様にスプレッドシートの行(ヘッダー)や列を固定することができます。 手順は図の説明で解説します。

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    図7-1
    スプレッドシートの行(ヘッダー)を固定するには2行目をクリックして選択します。


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    図7-2
    スプレッドシートの2行目を選択した状態で、OpenOfficeの「Window」メニューから「Freeze」を選択します。 これでヘッダー(見出し)が固定されます。


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    図7-3
    この図はスプレッドシートをスクロールした状態の画像です。 行1が固定されて行95~行105が表示されています。 列を固定するときも同様の手順に行います。