18世紀末のフランス革命後に ナポレオンが現れ、 革命の理念を全ヨーロッパに広めた。 それは、 個人の自由や平等を主張する 自由主義の流れへとつながった。 個人の意見がクローズアップ されていく時代の中で、 ヘーゲルは全ての人の「自由」を 実現する原理(方法)を考えた。 そして各人が、 自分の欲求の中から本当に 「よい」ことを選びとり、 それぞれの「よさ」をともに 受け入れ合うこと(相互承認)から、 理想である自由な社会が 実現されていくと考えた。