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哲人に聞く:職場や学校の知り合いとつき合うのが苦手【ニーチェ】


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日々の人間関係の中には、
どうも意見が食い違う、
何となくモヤモヤする‥など、
「うまくつき合えない人」が存在する。

それでも、
人間関係をスムーズにすすめることに
義務感を覚えるがゆえに、
ついつい相手に合わせた言動を
とってしまうことはないだろうか。

ニーチェは、
「自分がそれ以上
愛せない場所は通りすぎよ」
と述べる。

愛せないものに義務感で
関わり続けることは
「やましい良心」の現れに過ぎず、
自分の方に不満がたまってしまう。

ニーチェは、
自分に誠実であろうとする
心に基づく良心ではなく、
植えつけられた罪悪感や屈折した
義務感に支えられた良心を、
「やましい良心」と呼んだ。

自分が常に快活でいるためには、
どのようにふるまえばよいのか、
それを行動の軸に置くことも大切だ。

同僚や家族など、
どうしてもつき合い続けなければ
ならない場合もあるだろう。

その時は、
愛情が芽生えるよう、
相手の価値観に寄り添い、
理解しようと努めることも、
ひとつの方法。

それでもやはり難しければ、
心理的に距離を置くと決めることも
選択肢のひとつだ。