Liberal Arts {Article071}

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人間を突き動かす力とは?【ニーチェ】


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ニーチェは、
すべての人間の行いには
力への意志が働いているという。

どんなものごとでも、
複数の力が拮抗することで
結果が決まってくる。

日々色んなことが起こるが、
最後はそれなりに落ち着く。

この世には理性で
支配できないものもある。

したがって、
私たちには意志することが
できるだけ。

とはいえ、
こうした意志がなければ
人は成長しない。
    
大切なのは、
その本質を知っておくこと。

つまり、ああしたい、
こうしたいという思いがあるから、
ものごとは前に進むが、
現実には常にそうなると限らない。

そうしてうまくいかなかったときは、
ついつい犯人探しをしがち。

でも犯人は存在しない。

なぜなら、
すべては力への意志の仕業なのだから。

すべては自分が何かを望む
気持ちによって生み出された
虚構にすぎない。

だから、
仮に思い通りにならなくても、
決してそれを人のせいにしないこと。

それをやってしまうと、
キリスト教の奴隷道徳に
頼って生きることと同じになってしまう。

自分の生み出した虚構である限り、
それを受け入れなければならない。

結局、人は「力への意志」を
持つようにできており、
それによって突き動かされている。

その力は科学や宗教など人間の
あらゆる行動を生み出す。