リベラルアーツや教養は、 「身につけるだけ」ではもったいない リベラルアーツとは、 実践的な知識や学問の基礎のことで、 おおもととなる古代ギリシャ・ローマ時代には 「自由学芸七科」とされていた。 この自由学芸七科とは、 文法学、修辞学、論理学、算術、 幾何学、天文学、音楽になる。 人類は、はるかな昔から、 答えのない問と向き合ったり、 新しい問いを見出すための道筋として、 これらの学問を志してきた。 このリベラルアーツ、 社会人の必須科目ではあるものの、 それを活用することを意識できている人が あまりにも少ない。 なぜなら、 社会人になってリベラルアーツを 教養として学んだことは、 自身の知識体系に適切に位置づけなければ、 ただの知識の断片となってしまうからだ。 そこで大事になるのが、 獲得した知識や経験・情報を、 それぞれ関係するもの同士を軽く 紐付けるかのように捉えおくこと。 イメージするならば、 それぞれの頭の中にインターネットの 通信網のようなものが 築かれていなければならない。 外からの情報が頭の中に 適切に引き出しにしまわれ、 長期にわたって正しく保存され、 なおかつ必要に応じてスムーズに取り出せる、 そんな仕組みを頭の中に構築する。