Liberal Arts {Article177}

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日本人はピンチを「我慢」してやり過ごす、世界は「楽しむ」を優先してチャンスに変える


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なぜ日本人は「何もしない」ことを
選んでしまっているのか。

変わることを良しとしない
前例主義のメンタリティに加え、
政府や自治体の長、
あるいはニュース番組のキャスターが
再三口にしているあの言葉こそが、
日本人の行動を呪縛してしまっている。

それが「我慢」の二文字だ。

私たち日本人はコロナ禍で、
「今はとにかく我慢してください」
と言われ続けてきた。

我慢は一見美徳のように思われがちだが、
実は、打開策を見出したり、
新しい挑戦をしたりする気持ちを奪い、
思考停止に陥れる危険な言葉である。

「我慢を」と言われてしまえば、
前進をあきらめて停滞を選び、
何もしない日々を過ごすことになりかねない。

だが、海外の国々は違う。

制限された生活や社会の中でも、
「何かできないか」
「どうすれば苦境を乗り越えられるか」
と前向きに捉え、
新しいアイデアが浮かんだら、
ひとまずやってみる。

厳しい状況の中でも、
決して停滞を選ばず、
前進すること、
変わることを選択している。

その選択ができるのは、
「危機の中でも楽しみを見出そう」とする
「エンジョイ」の精神が備わっているからだ。

コロナ禍の日本では「楽しもう」と言ったら
不謹慎に思われるのが落ちだ。

しかし、日本以外の国では、
「我慢」ではなく「楽しむ」ことを優先する。

だからこそ、
クリエイティブなアイデアが生まれる。

「我慢」の二文字でチャンスの芽を
摘んでしまっているのが
今の日本の現状であり、日本人自身の現実だ。

世界はコロナをチャンスに変えて
ビジネスも生活もアップデートしているのに、
日本だけが時計の針を止めてしまっている。

その結果、ウィズコロナ、アフターコロナでも
ビジネスも社会も周回遅れとなりかねない。

数年後に気づいたときにはもう遅い。

その差は巻き返しが困難なほど、
大きく広がってしまっていることに
私たちは気づかされる。