◆参勤交代 都会には都会暮らしの長所と欠点がある。 田舎には田舎暮らしの長所と欠点がある。 これは相互補完できるから、 昔の殿様が参勤交代したように、 現代人も田舎と都会の両方で暮せば、 理想的な暮らし方ができる。 今はリモートワークの時代なので 田舎でも都会でも仕事が可能となった。 ◆ほとんどの幸せはお金で買える ある種の幸せは、 絶対にお金では買えないが、 普通に人間が望むような幸せは、 ほとんどお金で手に入れられるものである。 お金を出せば買える幸せは、 さっさとお金を出して買えばいい。 また、そういう幸せを手に入れるために、 大いに稼げばいい。 人生を海にたとえ、 人間はその海を渡っている存在とすれば、 さしずめ船頭が「お金」である。 よい船頭を持たなければ、 楽しい船旅はできない。 ◆お金は全部使い切って死になさい 自分のお金は全部自分で使い切って死ぬ。 すっきり、 さっぱりしていていいではないか。 ただし、人間、 死ぬ時期が分からないのが難点だ。 お金はストック(貯める)のではなく、 フロー(流れ)としてとらえる。 理想は生涯現役である。 現代は、暮らしができるくらいのお金は 稼ぎ出せる。 しかも、稼ぎ出す手段、方法は無限に細分化され、 豊富にある。 そんな時代に、 律儀に「子どものため」といって、 自分が稼ぎ出したわずかの財産を残すことはない。 自分で稼いだお金で、 自分の人生をエンジョイすべきだ。 それでこそ長寿社会の意味がある。 ◆お金は使わないと入ってこない 「お金は肥料のようなものであり、 散布しなければ役に立たない」 というのは、 いつの時代も変わることのない真理。 肥料を倉庫にいくら大量に積んでおいても、 畑けにまかない限りは利益をもたらさないように、 お金をいくら貯め込んでも、 使わない限りお金は生きてこない。 お金にはフローとストックがある。 「使う」と「貯める」である。 血液の循環と同じように、 お金が流れていないと、 社会の健全さを保てない。