Liberal Arts {Article244}

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孤独こそ最高の老後 【2】



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◆人を求めずに、
自分が好きなことに没頭すれば、
「寂しい」という感情はわかなくなる。

◆孤独でなければ、芸術は生まれない

女優を含め芸術家は、
家庭を持ったら終わり。

家庭を持つと守るものができるので、
仕事に没頭できなくなる。

本物の芸術家は孤独であるべきだ。

◆男性にとり二人で
小さな家の中にいるのは忍耐である。

本当はほっとできるはずの家で、
ひとりになれないのは苦痛だ。

その原因は、夫婦といえども
本来はひとりひとり別々の人間で、
一体ではないことによるものだ。

◆孤独を充実した人生に変えるには…

「なるべく家にいないように過ごす」
ではなく、「好きなことばかりして過ごす」
に発想を切り替える。

◆人生の師がこう言った

「本当は、家族も親戚も身内のない人が、
一番幸せである」

人ほど面倒なものはない。

切れない身内という人間関係ほど
しんどいものはない。

あなたがお一人様なら、
「ひとり、自由に生きる」のが一番。

◆「ひとりを寂しい」と思うか、
「ひとりは自由で素晴らしい」と思うか。

わたしたち日本人は、
「ひとりは寂しい」とどこかで
インプットされ続けてきたため、
ひとりの素晴らしさに気づかずに、
人生を終えてしまう人が多い。

「ひとりが寂しい」と思う背景には
「人を欲する」気持ちがあるからだろう。

人を欲さなければ、
ひとりでいても寂しいという気持ちは起こらない。

◆兄弟はいてもいないのと同然である。

口も出さなければ、
お金も出さない。

時間も出さない。

そして、親の遺産だけは権利を主張し、
取りに来る。

◆他人から見て、
どんなひどい条件であれ、
本人が幸せなら幸せなのだ。

幸せにはいろいろな形がある。

条件で判断して、
「この人は寂しい、みじめだ」
と決めつけるのが間違いなのだ。

自分の価値観で人を見てはいけないのだ。

◆長生き大国日本において、
今のシニアの不安は、
墓や葬式の問題から
「孤独に年を取ること」に移っている。

持ち家で、年金生活。

蓄えもある。

老後の経済的不安のない恵まれた
シニアでありながら、
幸せにほど遠い心で暮らしている。

でも、孤独な老人は本当に寂しい老人なのだろうか。

孤独で幸せな老人もいるはずだ。

◆専門家によると、
70代はもっとも体が安定するときらしいが、
精神も同じように安定する。