Liberal Arts {Article252}

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人蕩し術【1】無能 唱元



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◆思念を整える2つの思考

過去の失敗談を忘れ、
成功体験を思い返しては喜ぶ。

未来に対しても失敗を想像せず、
成功を想像しては喜ぶ。

◆正義を主張しない

正しいことは、
なるべく目立たないように、
自らが行うべきもので、
声高らかに他人に向かって主張すると、
危険が身に及んでくる。

なぜか?

その相手の自己重要感を傷つけるからである。

「人は自分の不正を指摘されることを好まない」

◆陰気な話題は
  人を不幸にするバイキンに満ちている。

陰気な話題や、その話題の主から遠ざかるのは、
自分からツキを失わないための
第一条件だと考えていい。

◆世の中のほとんどの人は、成功を願い、
成功について考えているはずだ、
なのに、成功した人よりも
失敗者が多いのはなぜか?

それらの人々は、
一時的に成功という肯定的なことを考えても、
他の時には、
それを上まわる何倍もの時間をかけて、
否定的なことを考えてしまう。

だから、そのために、
せっかくの肯定的なものが打ち消されてしまう。

成功そのものの姿を明瞭に描けない。

成功は、一人ひとり、
その目標や内容が違っている。

それぞれの願いを
具体的に頭の中に思い描けなければならない。

これを目標像の視覚化という。

この視覚化の上手下手が、
その人の運命を決定的に左右する。

◆人生における成功と失敗、
幸福と不幸の分かれ目は、
潜在意識をうまく取り扱うことが
できるかどうかにかかっている。

なぜなら、
人間が頭で何か考えると(思考)、
その影響は潜在意識におよぼされる。

次に、潜在意識は、
その人の身体の調子、
はては運命にまで影響を与える。

◆因果の法則

「因」とは、
要するに日常の暗示のことであり、
これが心下に蓄積されて、
やがて、それが「果」として現れてくる。

これが「因果の法則」と呼ばれるものである。

◆成功とは、
いかにより多くの人心を
自分のもとに引きつけ得たか、
引きつけるための魅力を
もっているかにかかってくる。