Liberal Arts {Article253}

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人蕩し術【2】無能 唱元



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◆陽気さを身につける法

1: 笑顔
2: 挨拶
3: 話しかけ

◆私たちは、他人に対して
「形あるもの(お金など)を支払って、
形あるもの(物)を入手する」し、
「形ないもの(笑顔、愛など)を支払って
形あるもの(お金、物)を入手する」
こともできる。

◆「支払うもの」と「手に入れるもの」

有形(お金など)▶ 有形(物など)
有形(物など)▶ 無形(愛など)
無形(愛など)▶ 有形(お金など)
無形(思いやりなど)▶ 無形(愛など)

◆西洋に「あなた自身を豊かにせよ」
という格言がある。

この豊かというのは、
物質的にも精神的にもの意味であり、
そして、豊かになったものを人に与えて、
あなたの欲するものを手に入れようとするのは、
いわば売買の法則、
商取引にも似たようなもの。

卑俗的に言えば、
「無料では、ものは買えない」ということ。

支払いなしに何かを求めようとする人間こそ、
最も魅力のない人間、
つまり、嫌われるタイプとなる。

◆長生きの秘訣3選!

・スケベ(女にモテるという意味)
・欲張り(非常な欲張り)
 例:うんと儲ける、うんと学問する
・敢闘精神
 (勇敢に戦うこと、闘おうとする強い意志)

◆幸福の実体

幸福とはモノそのものではなく、
モノの味である。

それは「感覚」の問題であって、
実体として存在するものではない。

感覚は昨日にもなく、
明日にもあるものでもなく、
まさに「現在のこの一瞬においてのみ」
生じるもの。

そして、
幸福も、つまりそれは幸福感ということ。

これも現在という一瞬においてのみ
生起する感覚現象に過ぎない。

ところが、多くの人々は、
幸福とは未来において存在し、
それを追い求めることによって
得られるもののように錯覚している。

未来における幸福や成功は、
架空なるもの。

未来における成功とは、
いわばゴールであり、
それに向かっての努力はプロセス(道程)である。

大切なことは、
ゴールにあるのではなく、
むしろプロセスにある。

プロセスとは、
とりもなおさず「進行しつつある現在」のこと。

プロセスが、
その人に不幸感をもたらしているとき、
その不幸感を脱するためには
二つの道しかない。

1:ゴールを放棄してしまうこと、
つまり成功をあきらめてしまうこと。

2:現在の自己をよくコントロールして、
その不幸感自身を幸福感のほうへ転化してしまう。