◆一つに絞れば、すべての問題は解決する。 あなたがあちこちに相談するのは、 本当はその問題を解決したくないからだ。 なぜあちこちに相談するかと言えば、 「だって、 みんな好き勝手なことばかり言うんだもん!」 という言い訳を捏造するためだ。 何か問題が発生したらすぐに他人に頼るのではなく、 まず自分の頭で考えること。 本を読んだりネットで検索したりしながら、 自力で調べる。 その上で質問は一つに絞り、 あなたの信頼できる相手一人だけに相談する。 そうすれば問題は最小限かつ最短で解決するし、 その相手とも絆が生まれる。 ◆親と別居すると、お互いの寿命が延びる。 最初は親と同居してもいいが、 最低限の経済力を身につけたら さっさと別居することだ。 どんなしょぼいアパートでも、 どんな粗末な食事でも、 それが分相応というものだ。 別居すると、 否が応でも自立していかなければならない。 これまで、ダメ人間だったのが 自立しなければならないとなれば、 頭も体もフル回転する。 全身の細胞が活性化して、生命力が蘇ってくる。 孤独になってありのままの自分と向き合うと、 人生を二度生きることができる。 ◆枠からはみ出るから新しいものがつくれる。 成功する人は、 上司の存在がとにかく邪魔だと思う。 自分より立場が上の存在が邪魔で仕方がなく、 どうしてみんなは 耐えられるのだろうと不思議に思う。 枠からはみ出した変人扱いされた人たちこそが、 次代をつくっていく。 教師や上司など目上の人間が嫌いなら、 一度とことんそれを貫いてみることだ。 ◆独立する一番の旨みはお金ではない。 自分の時間が獲得できることだ。 若い頃から経済力と自由時間を獲得できるのと、 60代になってからようやく経済力と 自由時間を獲得できるのとでは、 その意味がまるで違う。 ◆孤独に慣れると、 もう二度と群れには戻りたくない。 もし一度でも自分の好き放題に 挑戦できる人生を経験すると、 もう二度と他人の価値観なんて 強要されたくなくなる。 極端な話、食べていける確信があれば、 誰だって脱サラしたいはずだ。 脱サラの経験者は、 「自分が脱サラして一番幸せを感じたのは、 経済的に豊かになったことではなく、 価値観を強要する人が誰もいなくなったことだ」 と言う。 ◆孤独になると、 自分が本当に好きだったことを思い出せる。 好きなことで成功しなければ成功は長続きしない。 すきなこととは、 探すのではなく思い出すものだ。 ◆人と会う時間は、全体の1%でいい。 人と会う時間を全体の1%に抑えることによって、 残りの99%を自分と向き合うことに集中できる。 どんなに忙しくても独りの時間を確保しなければ、 人は絶対に成長できない。 ◆不言実行とは、黙って何かを成し遂げることだ。 そもそも口に出して宣言しないのだから、 何も成し遂げられなくても、 誰にも知られず、誰からも責められない。 こう考えると、 有言実行より不言実行のほうがずっと簡単だ ということがわかるはずだ。