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孤独になれば道は拓ける【2】千田 琢哉



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◆一つに絞れば、すべての問題は解決する。

あなたがあちこちに相談するのは、
本当はその問題を解決したくないからだ。

なぜあちこちに相談するかと言えば、
「だって、
みんな好き勝手なことばかり言うんだもん!」
という言い訳を捏造するためだ。

何か問題が発生したらすぐに他人に頼るのではなく、
まず自分の頭で考えること。

本を読んだりネットで検索したりしながら、
自力で調べる。

その上で質問は一つに絞り、
あなたの信頼できる相手一人だけに相談する。

そうすれば問題は最小限かつ最短で解決するし、
その相手とも絆が生まれる。

◆親と別居すると、お互いの寿命が延びる。

最初は親と同居してもいいが、
最低限の経済力を身につけたら
さっさと別居することだ。

どんなしょぼいアパートでも、
どんな粗末な食事でも、
それが分相応というものだ。

別居すると、
否が応でも自立していかなければならない。

これまで、ダメ人間だったのが
自立しなければならないとなれば、
頭も体もフル回転する。

全身の細胞が活性化して、生命力が蘇ってくる。

孤独になってありのままの自分と向き合うと、
人生を二度生きることができる。

◆枠からはみ出るから新しいものがつくれる。

成功する人は、
上司の存在がとにかく邪魔だと思う。

自分より立場が上の存在が邪魔で仕方がなく、
どうしてみんなは
耐えられるのだろうと不思議に思う。

枠からはみ出した変人扱いされた人たちこそが、
次代をつくっていく。

教師や上司など目上の人間が嫌いなら、
一度とことんそれを貫いてみることだ。

◆独立する一番の旨みはお金ではない。

自分の時間が獲得できることだ。

若い頃から経済力と自由時間を獲得できるのと、
60代になってからようやく経済力と
自由時間を獲得できるのとでは、
その意味がまるで違う。

◆孤独に慣れると、
もう二度と群れには戻りたくない。

もし一度でも自分の好き放題に
挑戦できる人生を経験すると、
もう二度と他人の価値観なんて
強要されたくなくなる。

極端な話、食べていける確信があれば、
誰だって脱サラしたいはずだ。

脱サラの経験者は、
「自分が脱サラして一番幸せを感じたのは、
経済的に豊かになったことではなく、
価値観を強要する人が誰もいなくなったことだ」
と言う。

◆孤独になると、
自分が本当に好きだったことを思い出せる。

好きなことで成功しなければ成功は長続きしない。

すきなこととは、
探すのではなく思い出すものだ。

◆人と会う時間は、全体の1%でいい。

人と会う時間を全体の1%に抑えることによって、
残りの99%を自分と向き合うことに集中できる。

どんなに忙しくても独りの時間を確保しなければ、
人は絶対に成長できない。

◆不言実行とは、黙って何かを成し遂げることだ。

そもそも口に出して宣言しないのだから、
何も成し遂げられなくても、
誰にも知られず、誰からも責められない。

こう考えると、
有言実行より不言実行のほうがずっと簡単だ
ということがわかるはずだ。