Liberal Arts {Article351}

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チェンジの法則 【麻生泰】



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◆イソップ童話(熊と旅人)が教える
 「本当の友だち」とは?

二人組の旅人がクマに襲われたとき、
一人は友だちを置いて真っ先に木に登りました。

もう一人は逃げ遅れ、
その場で死んだふりをしました。

すると、近寄ってきたクマは
死んだふりをしている男の耳元で、
何事かささやいて立ち去りました。

安全を確認して木から降りた男は、
クマが何と言ったのか聞きました。

逃げ遅れた男は、
「自分だけ逃げるような薄情な友人とは別れろ、
  と言われたよ」
と答えました。

◆自分の領域以外に
投資してはいけない

「儲かりますよ」で儲かるのはあなたではない。

他人の口車に乗らず、
自分の道を究める。

◆他人はあなたなんて見ていない

人目を気にしているうちは成功しない。

「他人が期待する人生」ではなく
「自分が期待する人生」を歩む。

◆人生はドリル、
あと少しで解ける

一度問題から逃げると、
また同じ問題がやってくる。

一度クリアした問題は、
二度とやってこない。

◆人を説得するためには
「結果」を出すこと

結果を出せば反対者も応援者に変わる。

◆レッドオーシャンからブルーオーシャンへ

ライバルと同じ場所では戦わない。

俯瞰してみるとブルーオーシャンが見えてくる。

◆「変身の魔法」が使えない
7人の残念な人たち

1: 自分だけ儲けようとする人
2: すぐキレる人
3: ウソをつく人
4: 嫉妬深い人
5: 否定する人
6: 親を大事にしない人
7: 時間の尊さを知らない人

◆消える仕事、新しく生まれる仕事

「誰にでもできる仕事」を見直す。

AIを敵ではなく味方にする。

◆自分の顔に責任を持つ

英語には、
「本は表紙だけではわからない」
という有名なフレーズがある。

You can't judge a book by its cover.

ところが、人間は「表紙」、
すなわち顔だけで品性や知性がわかる。

◆準備に時間とお金をかけすぎてはいけない

「準備万端」を求める人はチャンスを失う。
「準備不足」でもアイデアで補うことができる。

◆「もったいない」は整理整頓の最大の敵。

◆「時間を浪費する人」から
「時間を操る人」へ

スーパーの安売り商品は安くない。

「他人の時間」を「自分の時間」として使う。

「10倍稼ごうと思ったら、
10倍働こうと思ってはいけない。
10倍簡単な方法があれば10倍稼げる。
体より頭を使うこと」

◆時間は有限、
たれ流しにしてはいけない。

他人に任せられることは、
なるべくやらない。

◆「時間泥棒」とはつきあわない

人生の9割は「誰とつきあうか」で決まる。

つきあってはいけない人:

・時間を奪う人
・愚痴ばかり言う人
・批判ばかりする人

つきあったほうがいい人:

・刺激を与えてくれる人
・目指す仕事をすでにやっている人
・他人を褒める人
・夢に向かって一生懸命な人

◆人生でロスしている時間を1分でも減らす。

「時間に縛られない」生き方を考える。

◆先に稼ぐ人、あとから稼ぐ人

Suicaなどは先払いなので、先に稼ぐ人である。

これらのビジネスは「退蔵益ビジネス」
とを呼ばれている。

ところが、世の中の99%の人は
「あとから稼ぐ人」である。

入学金を借金する人は「あとから稼ぐ人」である。

「あとから稼ぐ人」は、
「先に稼ぐ」と発想を変えない限り、
豊かにならない。

借金をすると未来の時間まで失う。

時間を味方につけるとお金は増えていく。


◆あなたのお金は吸い取られている

「立てばパチンコ、座れば麻雀、歩く姿は馬券買い」

いつの時代もギャンブラーはお金を巻き上げられ、
儲かるのは胴元だけと決まっている。

世の中には、
「仕組みをつくる側」と「仕組みに乗る側」
の2種類の人たちがいる。

そして、勝ち組に入るのは、
「仕組みをつくる側」のごくごくわずかな人である。

◆「橋を渡らない人」が手に入れたもの

世の中には、
生き方として3種類の人がいる。

・危ない橋を渡る人
・石橋を叩いて渡る人
・橋を渡らない人

「危ない橋を渡る人」は、
渡れる確率が10%でも勝負する。

「石橋を叩いて渡る人」の特徴は、
リスクを最小限に抑えて前に進む。

「橋を渡らない人」は、
人生で「後悔」しか手に入れられない。

日本人に最も多いのは
「橋を渡らない」タイプである。

◆老人の7割が後悔していること

それは・・・

「チャレンジしなかった」ことである。

◆外国語よりも母国語に磨きをかけよう。

大切なのは日本人としてのアイデンティティ。

◆垂直思考▶水平思考

時代の変化に気づき、
対応できる人になるにはどうすればいいか?

それには、脳の回路をチェンジする必要がある。

「気づく人」の脳は「水平思考」である。

つまり、物事を一面的にではなく、
幅広く、俯瞰的に捉えられる。

◆チェンジング・マインド

自分が本当にやりたいことは何か?

目的を見失わないよう常に自問自答する。

◆「形」が変わると「心」も変わる

人生を変えるにはどうしたらいいか?

それには、まず「形」から変える。

禅宗では精神統一のために座禅を行う。

座禅は、足を組み、指を結び、背筋を伸ばし、
目を瞑り、複式呼吸するという「形」から入る。

まずは、「目に見えるところ」から変えていく。

行動を変えれば、「心」はあとからついてくる。

◆価値観を変える

・小市民的意識▶国家・社会意識
・物質中心主義▶精神中心主義
・自己愛▶博愛・人間愛

◆人格を変える

・人を敬う人▶人から敬われる人
・器の小さい人▶器の大きい人
・人に頼る人▶人から頼られる人

◆気質を変える

・暗い人▶明るい人
・臆病な人▶勇敢な人
・短気な人▶おだやかな人
・神経質な人▶大胆な人
・不安定な人▶安定した人
・客体的な人▶主体的な人
・依頼心の強い人▶独立心の強い人
・他人の言動に左右される人▶他人に影響されない人

◆能力を変える

・言語能力の低い人▶言語能力の高い人
・計係数能力の低い人▶計数能力の高い人
・抽象能力の低い人▶抽象能力の高い人
・生活力の低い人▶生活力の高い人
・環境適応能力の低い人▶環境適応能力の高い人
・身体能力の低い人▶身体能力の高い人
・免疫力の低い人▶免疫力の高い人
・記憶力の低い人▶記憶力の高い人
・判断力の低い人▶判断力の高い人
・芸術的感性のにぶい人▶芸術的感性のするどい人
・統率力の低い人▶統率力の高い人

◆性格を変える

・習慣的な性格を変える
・役割的な性格を変える
・ケチな人▶気前のいい人
・利己的な人▶博愛の人
・冷たい人▶温かい人
・だらしのない人▶几帳面な人
・すぐあきらめる人▶けっしてあきらめない人
・ユーモアを解さない人▶ユーモアを解す人
・約束を守らない人▶約束を守る人
・悲観的な人▶楽観的に人

◆見かけ・容姿を変える

・容姿に自信のない人▶容姿に自信のある人
・歩き方・姿勢のよくない人▶歩き方・姿勢のよい人

◆習慣を変える

・夜型人間の人▶朝型人間の人
・ギャンブル体質の人▶宝くじさえ買わない人
・自分から挨拶しない人▶進んで挨拶する人
・安物買いの人▶価値あるものしか買わない人
・感謝できない人▶素直に感謝できる人
・時間とお金にだらしない人▶時間とお金に
  きちんとしている人
・整理整頓ができない人▶整理整頓ができる人

◆行動を変える

・なかなか動かない人▶すぐ動く人
・計算ずくで動く人▶利害抜きで動く人
・石橋をたたく人▶思いきって渡る人

◆意識を変える

・人を許せない人▶人を許せる人
・ふところの狭い人▶ふところの広い人
・過去に生きる人▶今と未来に生きる人
・自分を知らない人▶自分を知る人

◆愛もお金も手に入る「チェンジの法則」

1: 意識を変える
2: 行動を変える
3: 習慣を変える
4: 見かけ・容姿を変える
5: 性格を変える
6: 能力を変える
7: 気質を変える
8: 人格を変える
9: 価値観を変える