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Visual Studio Code(VS Code)から絵文字を入力するには [Unicode, CLDR names, emoji module]

ここではVisual Studio Code (VS Code)から絵文字(EMOJI)を入力する方法について解説します。 VS Codeから絵文字を入力するには「Unicode」「CLDR names」「Emoji Module」の3種類の方法があります。 ここではこれら3種類の方法で絵文字を入力する方法を説明します。

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図A:
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図B:
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図C:


Visual Studio Code (VS Code)から絵文字を入力する

  1. Unicodeで絵文字を入力する

    Visual Studio Code(VS Code)を起動したら新規ファイルを作成して行1-13を入力(コピペ)します。 行6-13ではUnicodeで3種類の絵文字を表示しています。

    #########################################
    # 1: Unicode "U+1f600" => "\U0001f600"  
    #########################################
    print('-'*50, '↓ Unicode ↓')
    
    # grinning face 😀 
    print("\U0001F600") # "U+1F600"
     
    # grinning squinting face 😆
    print("\U0001F606") # "U+1F606"
     
    # rolling on the floor laughing 🤣
    print("\U0001F923") # "U+1F923"

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    図1-1
    図1-1では「 grinning face 😀」「grinning squinting face 😆」「rolling on the floor laughing 🤣」の絵文字を、 Unicodeを使用して表示しています。

    PythonでUnicode「U+1F600」を使って絵文字を表示するには「\」+「U」+「000」+「1F600」のように記述します。 つまり、先頭に「\」を追加して「+」を「000」に置換します。「U+1F600」▶「\U0001F600」のように記述します。


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    図1-2
    Let's EMOJI」のサイトに移動すると、 カテゴリ別の絵文字が「Unicode」別に表示されています。 Unicodeを「U+1F600」▶「\U0001F600」のように変換してさまざまな絵文字を表示してみてください。


  2. 共通ロケールデータリポジトリ名(CLDR Names)で絵文字を入力する

    Visual Studio Code(VS Code)を起動したら新規ファイルを作成して行1-13を入力(コピペ)します。 行6-13ではCLDR名(Common Locale Data Repository Names)で3種類の絵文字を表示しています。

    ###################################################
    # 2: CLDR names (Common Locale Data Repository)
    ###################################################
    print('-'*50, '↓ CLDR names ↓')
    
    # grinning face 😀
    print("\N{grinning face}")
     
    # slightly smiling face 🙂
    print("\N{slightly smiling face}")
     
    # winking face 😉
    print("\N{winking face}")

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    図2
    図2では「grinning face 😀」「slightly smiling face 🙂」「winking face 😉」の絵文字をCLDR名を使用して表示しています。 CLDR名を使用するときは「\」+「N」+「{CLDR}」のように記述します。。 つまり、先頭に「\N」を追加してCLDR名を「{}」で囲みます。 「grinning face 😀」▶「\N{grinning face}」のように記述します。

    Let's EMOJI」のサイトに移動したら、 CLDR名でさまざまな絵文字を表示してみてください。


  3. 絵文字モジュールを使用して絵文字を入力する [EMOJI Module]

    Visual Studio Code(VS Code)を起動したら新規ファイルを作成して行1-15を入力(コピペ)します。 行4ではEmojiのライブラリを取り込んでいます。 「Emoji」のライブラリをまだインストールしていないときは、 VS CodeのTERMINALウィンドウから「pip install emoji」を入力してインストールしてください。

    行7-8ではEmojiのmojize()メソッドで絵文字を表示しています。 mojize()メソッドの引数には前出のCLDR名を「:」で囲って指定します。

    行13-15ではEmojiのdemojize()メソッドで「絵文字」から「CLDR名」を取得して表示しています。
    ###################################
    # 3: Emoji module
    ###################################
    import emoji    # pip install emoji
    print('-'*50, '↓ Emoji module ↓') 
     
    print(emoji.mojize(":grinning_face_with_big_eyes:"))
    print(emoji.mojize(":winking_face_with_tongue:"))
    print(emoji.mojize(":zipper-mouth_face:"))
    
    print('-'* 50, '↓ demoize ↓')
    
    print(emoji.demojize('😃')) # :grinning_face_with_big_eyes:
    print(emoji.demojize('😜')) # :winking_face_with_tongue:
    print(emoji.demojize('🤐')) # :zipper-mouth_face:

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    図3
    図3では「grinning_face_with_big_eyes😃」「winking_face_with_tongue😜」「zipper-mouth_face🤐」の3種類の絵文字を表示しています。

    Let's EMOJI」のサイトに移動したら、 CLDR名でさまざまな絵文字を表示してみてください。