◆富は若者にとって呪いであり、 貧しさは幸いである。 このフレーズは、次のように言い換えてもいい。 「遺産として若者に遺された富は、 たいていの場合デメリットになる。 貧しさのなかで奮闘することは メリットである」と。 ◆貧しさを味方につける 正直で貧しい家に育った子どもは、 豊かな家に育った子どもと比べて、 はるかに貴重な宝物をもらっている。 貧しい故に両親はさまざまなことをしなければならず、 その経験を子どもに伝える。 金持ちの家に生まれた子どもには、 いったいなにが与えられるというのだろうか。 ◆自分の強みとその限界を知る 自分にもっとも適していて、 もっとも成果を出せるものはなにか。 それをきちんと把握せずにものごとを進めるのは、 なんと愚かなことだろうか。 ◆成功と失敗をわけるもの ある目標の達成に失敗したとしたら、 原因は目標そのものが問題なのではない。 それを目指していた本人自身に問題があるのだ。 仮に二人の若者がいたとする。 一人は、川を飛び越えようとしてジャンプしたが、 流れの真ん中に落ちて流されてしまった。 もう一人は、 ジャンプして無事に対岸に着地することができた。 この二人の違いはなにか? 失敗した若者には、 思慮分別が欠けていたのだ。 ◆「何をしたいか」ではなく 「何ができるか」を考える 「自分が何をしたいか?」ではなく、 稼ぐためには「自分には何ができるか」を考える。