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人生の結論 [1] 【小池一夫】



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人生の結論 [1] 

◆日本では
「人に迷惑をかけたらいけません」と教えるが、
インドでは子どもに
「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから
人のことも許してやりなさい」と教える。

どんな人間でも、どんな国でも、
他人や他国に迷惑をかけながら存在しているもの。

一人で生きているつもりの人は、
一人で生きているのではなく、
ただ「孤独」なだけ。

生きていくことは、
「お互いさま」の連続。

◆反応すべき人・反応すべきではない人

誰に反応するのか、しないのか?

日常の快・不快はこれにかかっている。

反応すべきではない人に、
反応するのは不快の極み。

逆に反応すべき人に反応するのは
本当に楽しいもの。

例えば、
相手から何か不快な言動をされても、
自分の中で反応すべき人・すべきでない人
という基準を
しっかりとつくっておけば、
心を乱されることが減る。

これは親子関係についても言える。

◆人との縁を切る!

「人との縁を切る」
という覚悟を持つことはとても大事なこと。

長い付き合いだからとか、
親子だからとか情に縛られて苦しみ続ける必要はない。

自分を苦しめる縁など一度切ってしまえばいい。

本物の縁ならば、
また繋がる。

◆八方美人は八方塞がり

誰でも人には嫌われたくないから、
気がつくと誰にでもいい顔をしてしまいがち。

ついつい、いい人を演じてしまい、
自分を苦しめてしまう結果になることがよくある。

八方美人で人間関係を保つぐらいなら、
人の好き嫌いですっぱりと
付き合う人間を決めたほうが
よほどストレスの少ない人間関係を築くことができる。

◆無理をして付き合わないこと!

いつも自分がその人に対して無理を言う、
または、無理を言われるという人間関係が
固定化してしまうと、
それは、まるで主人と奴隷のようである。

そういう関係に不満を持たない人間がいるか?

人は必ず離れていく。

人は、自分が自分を思うほど、
自分のことを思ってはくれない。

人に何かを与える。

そして相手からも何かを与えられる。

その関係に無理がない。

それが理想の関係である。