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「原因と結果の法則」の仕組み【ジェームズ・アレン】

原因と結果の法則[1], 原因と結果の法則[2], 原因と結果の法則[3], 原因と結果の法則[4]
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心の中に蒔かれた思いという種のすべてが、
それ自身と同種のものを生み出す。

それは遅かれ早かれ、
行いとして花開き、
やがては環境という実を結ぶことになる。

良い思いは良い実を結び、
悪い思いは悪い実を結ぶ。

外側の世界である環境は、
心という内側の世界に合わせて
形づくられる。

そして、
好ましい環境と
好ましからざる環境の双方が、
究極的には、
そこに住む人の利益に貢献する。

人間は、
自分自身の果実の収穫人として、
苦悩と喜びの双方から学ぶことができる。

人間は、
心の奥底の支配的な思いにつきしたがい、
誤った行いをつづけながら、
また正しい行いに努めながら、
やがては、
それらの果実である自分自身の
外部環境に行き着くことになる。

「原因と結果の法則」は
あらゆる場所で機能している。

人々が刑務所に入ったり
貧困に苦しんだりするのは、
過酷な運命や環境のせいなどではない。

かれらがそうなるのは、
ひとえに、
かれら自身の不純な思いと
利己的な願望のせいである。

人間は自分の思いの主人である。

よって人間は、
自分の人格の制作者であり、
環境の設計者なのだ。

私たちは、
自分が望んでいるものではなく、
自分と同種のものを引き寄せる。

口先だけのきれいごとや
たんなる夢物語の類は、
成長をことごとく阻まれるが、
もっとも内奥にある真の思いや願望は、
たとえそれが清らかなものであろうと、
けがれたものであろうと、
それ自身の食べ物をもち、
それによって着々と育まれる。

私たちの思いこそがそれである。

James Allen