私は私の求むるところのものを、 最も正しい事柄の中に定めよう。 そして、それをどんなことがあっても、 動かざること山のごとき磐石の信念と、 脈々として流れ尽きざる、 あの長い川のごとく、 一貫不断の熱烈なる誠をもって、 その事柄の実現するまで、 いささかも変更することなしに、 日々、刻々、はっきりと、 心の中に怠りなく連想していこう。 ちょうど、 客観的に看察するがごとく……。 私は、もはや、 消極的の思想や観念やまたは暗示に感じない。 また、そうしたものは、 私を動かすことは出来ない。 私は断然そうしたものより、 より以上のものである。 私は、もはや、あらゆる人生の中の、 弱さと小ささとを踏み越えている。 そして、私の心は、 今、絶対に積極的である。 おおそうだ、 私の心は勇気と信念で満ち満ちている。 したがって私の考え、私の言葉、 それはいずれも颯爽さっそうとし、 いつも正義である。 だから、私には、 人生のあらゆる場面に奮闘し得る、 強い強い力が溢れているのだ。 そして、私の人生は、 どんな人の世の荒波に脅かされても、 あの大岩の上に屹然として立つ灯台のように、 平静と、沈着と、平和と、光明とに、 輝き閃ひらめいているのだ。 【◀前の誦句へ | 次の誦句へ▶】