無理ゲー社会[3]

◆OECDの国際成人調査によると

・日本人のおよそ3分1は日本語が読めない

・日本人の3分の1以上が
  小学校3～4年生以下の数的思考力しかない

・パソコンを使った基本的な仕事ができる
  日本人は1割以下しかいない

・65歳以下の日本の労働人口のうち、
  3人に1人がそもそもパソコンを使えない

驚くのはこの結果にもかかわらず、
すべての分野で日本人の成績は
先進国で1位だったこと。

◆リベラルな社会は知能の違いを
「学力」で隠蔽し、
「教育によって誰もが知能≒学力を伸ばせる」
という壮大な教育神話をつくりあげた。

◆どのような能力が重要と見なされるかは、
時代や社会・文化によって異なる。

だが、わたしたちは、
有能な者に魅力を感じ、
無能な者を避けるよう進化の過程で
「設計」されている。

◆教育には、
階級社会を解体するとてつもない威力がある。

だがその代わりに、
「知能による格差」を拡大する。