無理ゲー社会[4]
無理ゲー社会[1] ,
無理ゲー社会[2] ,
無理ゲー社会[3] ,
無理ゲー社会[4]
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◆メリットの公式
M = I + E
つまり、
メリット(M)は
「知能に努力を加えたもの」なのだ。
ところが、
このわかりやすい定義は
タブー視されるようになり
使われなくなった。
Merit(メリット)
Intelligence(知能)
Effort(努力)
◆わたしはわたしの人生を生き、
あなたはあなたの人生を生きる。
あたしはあなたの期待にこたえるために
生きているのではないし、
あなたもわたしの期待にこたえるために
生きているのではない。
わたしはわたし、
あなたはあなた。
もし縁があって、
わたしたちが互いに出会えるなら
それは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれば、
それは仕方のないことだ。
フレドリック・パールズ
◆かつての日本には、
「学校で真面目に勉強すればよい大学に入って、
一流企業に就職できる」
「よい成績で高校を卒業すれば
ちゃんとした会社で働ける」
という暗黙の合意があり、
親や教師がいちいちいわなくても、
生徒たちは学校から社会へのルートを
自然に受け入れていた。
だがいまでは、
こうした「きれいごと」で生徒たちに
「勉強するモチベーション」を
与えることが困難になってきた。
そこで 窮余一策 として、
「夢を実現するためには
いま頑張らなければならない」
という夢至上主義が蔓延することになった。
◆能力に差がある場合、
「公平」と「平等」は原理的に両立しない。
人々が理不尽だと思うのは
「不平等」ではなく「不公平」なのだ。
50メートルの競走にたとえると、
能力(足の速さ)に差がある場合、
(足の速い子が1等になる)
不平等を容認するのに対し、
(足の遅い子が優遇される)
不公平は「ずるい」と感じる。