◆テクノロジーの驚異的な進歩によって、 これから10年、20年で世界が大きく 姿を変えることは間違いない。 しかしどのような世界になったとしても、 一部の人たちが言うように、 1%の成功者と99%の敗者に分断されるような 極端なことは起こらないはず。 ◆日本に生まれ育った以上、 日本が豊かで幸福な国になれば 嬉しいことは言うまでもない。 しかし本当に重要なのは、 国の勝ち負けではなく、 自分と家族が幸福に生きられるかどうかである。 ◆日本の会社が「競争」に負けたとしても、 世界に会社はたくさんあるから、そこで働くか、 フリーエージェントとして 生きていけばいいだけのこと。 大事なのは自分の人的資本を労働市場に 効率的に投資して富を獲得することで、 給料はどこの国の会社からもらっても同じ。 ◆ひとはいずれ人的資本を失って 一人の投資家になるが、 その前に、「人生100年時代」では誰もが 「フリーエージェント」を体験することになる。 30代や40代で独立するひともいれば、 60歳でフリーになるひともいるという 違いにすぎない。 ◆FIREの「リタイヤ」とは仕事を辞めて悠々自適の 暮らしをすることではなく、 日々のお金を心配することなく、 会社や組織から自由になって 好きな仕事をすることである。 ◆本来、ちゃんとした仕事をするのに 1日8時間もあれば十分。 それなのになぜ忙しいのかというと、 「1日が数十の細かい時間に寸断されている」 からである。 ◆NO HARD WORK!: 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方 NO HARD WORK! ◆高度化するネットワーク社会で起きているのは、 「会社から個人へ」という大きな流れ。 そこでは「大きな会社」に 所属していることではなく、 個人としてよい評判を持っていることが 成功のカギを握っている。 ◆どれほどGIVEしても 減らないものが2つだけある。 それが「知識」と「人脈」である。 GIVERは、自分が持っている 知識や人脈を惜しげもなく いろんな人たちと共有する。 ◆これから3つの「大きな変化」が確実に起きる 変化1: 社会やビジネスがいっそうインターネット化する 変化2: 仕事で活躍できるのは、 プロフェッショナルだけになる 変化3: 会社と個人の関係が根底から変わる ◆意味がなくなった「仕事か家庭か」という選択 夫婦ともにフリーエージェントになれば 「仕事か家庭か」という選択の悩みから解放される。 フリーエージェントなら、 「仕事も、家庭も」が可能になる。 究極のフリーエージェントは、 「どこでも誰とでも働ける」の著者 のような人である。 ◆サラリーマンの会社人生は40年以上あり、 日本の労働市場は流動性がないため40歳を過ぎると 転職はきわめて困難で、 最後の20年間は会社に「監禁」 されるような状態になってしまう。 こんな環境でこころを病むことなく、 日々楽しく仕事ができるのは ごく一部の幸福なひとだけである。