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リバモアの株式投資術〔1〕【ジェシー・リバモア】



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◆市場の実際の動きによって
その考えが裏付けられるまで、
賭けに出てはならない。

なぜなら、
予期したほどにはマーケットが
反応しない場合があるからだ。

◆投機すべきときもあれば、
投機すべきではないときもある。

極めて核心を突く金言がある。

「競馬では一つのレースに勝てても、
トータルで勝つことはできない」。

相場も同じである。

投資や投機をして利益を得られる時期は確かにあるが、
毎日毎週トレードを続けて着実に利益を
得ることはできない。

1年中トレードをし続けて
利益を上げようとするのは無鉄砲な人だけだ。

それはあり得ない、不可能な話である。

◆成功によって手にできる成果は、
自ら記録を付け、自ら考え、
自ら結論を出すという点において、
どれだけ偽りなく誠実に努力したかに比例する。

◆リバモアの建玉法は順張りであり、
少し逆行すれば損切りして
イクスポージャー(※)を解消するし、
順行すればポジションを積みますことになる。

この原則に従えば必然的に
うまくいっているときにしか
マーケットにいないことになる。

※Exposure
投資家や金融機関、企業が保有する金融資産のうち、
市場の価格変動リスクや特定のリスクにさらされている
金額や残高、その比率のこと。

◆ある局面で後退することが最終的な勝利の可能性を
高めることにつながる。

これは大きな勝利に必要な
小さな負け(コスト)である。

初心者はこうした考え方がなかなかできないが、
たえず目先の勝ちにこだわることは
破滅への最短のパスである。

また、のべつ幕なしにリスクをとるのも無意味であり、
生き残りたければ時期を選ぶ必要がある。