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世紀の相場師ジェシー・リバモア〔2〕投資の鉄則【リチャード・スミッテン】



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◆ジェシー・リバモア 投資の鉄則

「知ることとは、為すことである」

株取引で成功を望むなら、
次の点を心しておかなくてはならない。

・タイミング

取引をいつ開始し、いつ手仕舞うか。

「いつ出撃し、いつ退却するか」
というポイントのこと。

・資金管理

金を失ってはならない。

特に株取引の資金はトレーダーの命綱であることを
肝に銘じること。

現金をもたない相場師は、
在庫をもたない小売商と同じで、
相場師としての命脈は保てない。

現金は相場師の在庫であり、生命線であり、
最も頼りになる友である。

・感情の制御

市場に乗り込む決意をしたら、
単純明快な戦略を立て、
それをしっかり維持していくこと。

株式市場で実際の取引を行う前に、
自らの心理的傾向に合った緻密な作戦を立てる。

相場師が最も警戒しなければならない相手は、
自らの感情であり、心理である。

また、株式市場を動かすのは理性や論理、
純粋な経済活動などではなく、
人間の心理的側面であること、
そして人間の本性は
いつの世も変わらないと心得ること。

実際の行動を起こすまでは、
だれも自らの判断の当否を知ることはできない。

・実際に金を賭ける

実際に金を賭けない限り、
自らの判断を試すことはできない。

それ以外に
自らの感情や心理をテストする方法はないからだ。

また、株式市場の方向を決めるのは、
理性などではなく、
感情や気持ちの持ちようだと私は信じている。

・損失は早期に切って捨てる

・一気に予定の額を投資するのではなく、
事前に自分の判断が正しいことを確認する

・取引を終了する妥当な理由が見当たらない場合、
確保された利益を成り行き任せとする

・主要銘柄を取引の中心とする。
ただし、銘柄は入れ替わるので注意すること

・取引銘柄を限定する。人が意識を集中させ、
扱える銘柄数には限りがあるからである

・次々と高値を更新していく銘柄は「買い」である

・大型株が値を下げるとしばしば、
買い得のように見える。

しかし、その後反転することはほとんどなく、
そのまま下がり続けるケースが多い。

こうした銘柄には目をくれないこと。

・「ピボタル・ポイント論理」により、
トレンドの変わり目を特定し、
新しいトレンドを確認する。