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バリュー投資達人への道 [10] 【ゴータム・ベイト】



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◆幸運な人には自分の人生に幸運を招き、
不運を避けるよう計画するという特徴がある。

幸運を呼び寄せるには、
自分自身に次のように言うとよい。

「これからこのルーレットやこの投資信託への投資で、
リスクを取る。
でも、計画すればうまくいくという妄想を
信じて行うわけではない。
運が結果を大きく左右することは分かっているから、
自信過剰になって気を緩めないように気をつける。
急な変化にも備えておく。
取り返しのつかない大きな賭けはしない。
不利な状況になれば
すぐに逃げ出せるようにしておく」

有利に戦うためには、悪い手が来たら捨てる。

◆マックス・ギュンターは
「運とつきあう--幸せと
お金を呼び込む13の方法」のなかで
運やチャンスや偶然の発見やランダム性について
次のように力説している。

優れているだけではダメだ。 
運も良くなければならない。
『幸運は成功に必要な基本要素であり、
このことは「成功」をどう定義しようと変わらない』

運は、予期せぬときに勝手に私たちの人生を訪れたり
逃げていったりするもので、
歓迎すべきときもあればそうでないときもある。

そして、私たちがやることすべてにおいて
たいていは支配的な役割を果たしている。

自分の人生をどれほど注意深く設計しても、
ランダムな出来事によってそのデザインが
どう変化するかを知ることはできない。

分かっているのは、何かが起こるということだけだ。

私たちにはそれが起こるのを待って、
好ましいことであることを願うことしかできない。

運は、人間の論理的思考に対する最高の屈辱である。

無視することはできないが、
かといって計画することもできない。

細部までこだわった最高のデザインでも、
不運に見舞われて失敗することがある一方で、
バカバカしい試みでも幸運のおかげで
成功することもある。

運を改善するには、
運の存在を認める謙虚さが必要である。

◆新しい証拠に基づいて考えを更新する

・もし私が間違いを犯していたり、間違った視点で
見ていたりしていたら反論してほしい。
喜んで考えを変えよう。
私が求めているのは真実であり、
真実はだれも傷つけない。
私たちを傷つけるのは、
自己欺瞞と無知に、こしつすることである。

・21世紀の無知とは
読み書きができない人のことではなく、
学ぼうとしない人であり、
思い込みを捨てることができない人であり、
学び直そうとしない人のことである。

・生き残る種とは、最も強いものでも、
最も知能が高いものでもなく、
最も変化に適応したものである。

・私ならばファクトが変わったら意見を変えるが、
あなたならどうしますか?

◆個人投資家が20銘柄を超えて分散するのは、
経済的には自分は無能だと言っているようなものだ。

◆投資家が自分でコントロールできること、
  できないこと

・コントロールできること:
リスク、コスト、時間、行動 
▶ あまり注目していない

・コントロールできないこと:
リターン ▶ ここしか注目していない