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マネーの公理〔1〕12の重要な公理と16の副公理【マックス・ギュンター】



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◆チューリッヒの公理

●公理1:リスクについて
心配は病気ではなく健康の証である。

もし心配なことがないなら、
十分なリスクをとっていないということだ。

1-1:いつも意味のある勝負に出ること。

1-2:分散投資の誘惑に負けないこと。

●公理2:強欲について
常に早すぎるほど早く利食え。

2-1:あらかじめどれだけの利益がほしいのかを
決めておけ。

そして、それを手に入れたら投機から手を引くのだ。

●公理3:希望について
船が沈み始めたら祈るな、飛び込め。

3-1:小さな損失は人生の現実として甘んじて受けよ。
大きな利益を待つ間には、
何度かそういう経験をすると考えろ。

●公理4:予測について
人間の行動は予測できない。

誰であれ、未来がわかると言う人を、
たとえわずかでも信じてはいけない。

●公理5:パターンについて
カオスは、
それが整然と見え始めない限り危険ではない。

5-1:歴史家の罠に気をつけろ。

5-2:チャーティストの幻想に気をつけろ。

5-3:相関と因果関係の妄想に気をつけろ。

5-4:ギャンブラーの誤謬ごびゅうに気をつけろ。

●公理6:機動力について

根をおろしてはいけない。

それは動きを遅らせる。

6-1:忠誠心やノスタルジーといった
感情のせいで下落相場に捕まってはいけない。

6-2:より魅力的なものが見えたら、
ただちに投資を中断しなければならない。

●公理7:直観について

直観は説明できるのであれば信頼できる。

7-1:直観と希望を混同するな。

●公理8:宗教とオカルトについて

宇宙に関する神の計画には、
あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ。

8-1:占星術が当たるのであれば、
すべての占星術師は金持ちであろう。

8-2:迷信を追い払う必要はない。

適当な所に置くことができれば楽しめる。

●公理9:楽観と悲観について

楽観は最高を期待することを意味し、
自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。

楽観のみで行動してはならない。

●公理10:コンセンサスについて

大多数の意見は無視しろ。

それはおそらく間違っている。

10-1:投機の流行を追うな。

往々にして、
何かを買う最高のときは、
誰もそれを望まないときである。

●公理11:執着について

もし最初にうまくいかなければ、忘れろ。

11-1:難平買いで悪い投資を何とかしようとするな。

●公理12:計画について

長期計画は、
将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。

決して重きを置かないことが重要だ。

12-1:長期投資を避けよ。